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2025.03.18

玄関ドアのリフォーム!引き戸から開き戸への変更で快適な住まいを実現

玄関ドアのリフォームで、引き戸から開き戸への変更をご検討中の方も多いのではないでしょうか。
使い勝手やデザイン、防犯性など、さまざまな点を考慮する必要がある重要なリフォームです。

今回は、リフォーム費用や工事方法、開き戸と引き戸のメリット・デメリット、ドアの種類選び、そして業者選びのポイントまで、玄関ドアのリフォームに関する情報を解説します。

玄関ドアを引き戸から開き戸への変更する前に知っておくべきこと



【リフォーム費用と相場】
引き戸から開き戸へのリフォーム費用は、カバー工法の場合、およそ30~50万円が相場です。ただし、使用するドアの種類、追加オプション工事の規模によって費用は大きく変動します。

たとえば、断熱性能の高い複層ガラスを採用したり、スマートキーを取り付けたりすると、追加費用が発生します。また、既存の開口部を大きく変更する必要がある場合も、追加費用がかかります。正確な費用を知りたいときは、業者に見積もりを依頼しましょう。

【カバー工法によるリフォーム手順と期間】
カバー工法は、既存のドア枠を撤去せずに、その上に新しい枠とドアを取り付ける工法です。そのため、壁を壊す必要がなく、工期が短縮され、比較的低コストでリフォームできます。

一般的な手順としては、まず既存のドア枠の寸法を測り、新しいドア枠とドアを選定します。次に、既存のドア枠に新しい枠を取り付け、ドアを設置します。最後に、周辺の仕上げを行い完成です。

カバー工法によるリフォーム期間は、通常1~2日程度で完了します。ただし、状況によっては、もう少し日数がかかる場合もあります。

【引き戸と開き戸のメリット・デメリットを比較】
引き戸と開き戸にはそれぞれメリット・デメリットがあります。引き戸は、開口部が広く取れるため、車椅子やベビーカーの利用者にとって使いやすく、重い荷物を持っていても開閉しやすいというメリットがあります。

一方、防犯性や断熱性、気密性においては開き戸の方が優れています。開き戸は、隙間が少ないため、防音効果も期待できます。しかし、開閉に必要なスペースが大きいため、狭い玄関には不向きな場合があります。ご自身の生活スタイルや家の状況に合わせて、最適なドアの種類を選ぶことが重要です。

【玄関ドアの種類と選び方のポイント】
玄関ドアには、片開き、親子、両開き、そして引き戸などさまざまな種類があります。片開きドアは最も一般的なタイプで、シンプルで価格も比較的安価です。親子ドアは、大きな扉と小さな扉を組み合わせたタイプで、大きな荷物や家具の搬入に便利です。両開きドアは、開口部が広く、開放的な印象を与えます。

それぞれのドアにはメリット・デメリットがありますので、家の間取りや生活スタイル、デザインの好みなどを考慮して、最適なドアを選びましょう。

【リフォームで機能性を向上し快適な玄関を実現】
玄関ドアのリフォームでは、機能性を向上させることも可能です。例えば、断熱性能の高いドアを選ぶことで、冷暖房効率が向上し、省エネルギー効果が期待できます。また、スマートキーシステムの導入により、鍵の開閉が容易になり、防犯性も高まります。

さらに、通風窓や採光窓を設けることで、玄関の通風や採光を改善できます。これらの機能を効果的に組み合わせることで、より快適で安全な玄関を実現できます。

玄関ドア選びのポイントと失敗しないための注意点



【デザインが希望するインテリアの雰囲気にあうか確認する】
玄関ドアのデザインは、家の外観全体の印象を大きく左右します。和風住宅には和風デザイン、洋風住宅には洋風デザインのドアを選ぶなど、家のスタイルに合ったデザインを選ぶことが重要です。
また、外壁の色や素材との調和も考慮しましょう。ドアの色や素材、デザインによって、家の印象が大きく変わります。

【断熱性・防犯性・気密性などの性能をチェック】
玄関ドアの断熱性、防犯性、気密性は、住まいの快適性と安全性を確保する上で重要な要素です。

・断熱性の高いドアは、冷暖房効率を向上させ、省エネルギーに繋がります。
・防犯性が高いドアは、不審者の侵入を防ぐ効果があります。
・気密性の高いドアは、外からの騒音や風の侵入を防ぎ、快適な室内環境を保ちます。

【業者選びと見積もりは慎重におこなおう】
リフォームを成功させるためには、信頼できる業者を選ぶことが不可欠です。業者に見積もりを依頼し、費用や工事内容、保証などを比較検討しましょう。また、業者の実績や評判なども確認することをおすすめします。契約前に、工事内容や費用についてしっかりと確認し、不明な点は質問することを心がけましょう。

【リフォーム後のメンテナンスについて事前に知っておく】
リフォーム後も、定期的なメンテナンスを行うことで、ドアの寿命を延ばし、快適な状態を維持できます。ドアの開閉状態や、傷や汚れの有無などを定期的にチェックし、必要に応じて修理や清掃を行いましょう。ドアの動きが悪くなってきたり、異音がしたりする場合は、早めの点検・修理が必要です。

まとめ


今回は、玄関リフォームにおける引き戸から開き戸への変更について、費用や工事方法、メリット・デメリットなどを幅広く解説しました。リフォームは、住まいをより快適で安全にするための重要な機会です。今回ご紹介した情報を参考に、最適なプランを立て、快適な玄関空間を実現してください。

業者に見積もりを依頼し検討することで、費用を抑え、満足のいくリフォームを実現できる可能性が高まります。専門業者への相談も有効な手段となりますので、積極的に活用することをおすすめします。当社は、リフォーム専門コンサルタントとして、正しい情報と安心を提供し、職人が高い技術の施工をおこなっておりますので、安心してご相談ください。

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2025.02.28

システムキッチンメーカー人気はどれ?「タカラスタンダード」「クリナップ」などを紹介します!

キッチンのリフォームは、住まい全体の印象を大きく左右します。毎日の生活で頻繁に使用する場所なので、使いやすさやデザイン、耐久性などさまざまな要素を考慮して選ぶ必要があります。

システムキッチンは多くのメーカーが展開しているため、その選択肢の多さに戸惑う方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、人気のシステムキッチンメーカーの特徴を解説します。各メーカーの代表的な商品の紹介や、価格帯の目安もまとめているのでリフォーム計画の参考にしてください。

失敗しないシステムキッチン選びのポイント


キッチンは毎日の生活を支える重要な空間です。そのため「使いやすさ」と「居心地の良さ」を兼ね備えた空間であることが理想です。デザイン性だけでなく、日常生活での利便性も重視して選びましょう。

1:収納力や整理整頓のしやすさで選ぶ
キッチンを選ぶ際には、家族構成や持っている調理器具や食器にあわせた収納スペースを確保できるか確認しましょう。サイズのあう棚や引き出しを設けることで、すっきり収納できます。

2:効率性に調理できるものを選ぶ
キッチンを選ぶ際には、調理の流れを考慮して動線を意識することが大切です。たとえば、調理器具の収納場所を調理スペースの近くに配置することで、料理中も必要なものをすぐに取れます。また、キッチンの通路の幅をできるだけ広く取ると、ストレスなく作業できるようになります。

3:掃除のしやすさで選ぶ
料理をすると食材がこぼれたり油で汚れたりするため、掃除のしやすさも重要です。毎日使うキッチンだからこそ、掃除の手間が軽減できるものがおすすめです。

4.天板素材の種類で選ぶ
見た目だけでなく、それぞれの特徴を理解したうえで天板を選びましょう。

●人工大理石:天然石をモデルにした樹脂製の素材。デザインバリエーションが豊富なことに加え、耐久性や防汚性に優れている。

●ステンレス:熱に強く丈夫で、金属の中では錆びにくい性質を持つ素材。デザインもスタイリッシュでクールな印象。

●セラミック:天板素材として近年、人気がでている。陶磁器のような上質な質感が特徴。傷や熱に強く、金属を超える硬度を持つ。

5.食洗器の仕様で選ぶ
メーカーによって選べる食洗機も異なります。求める機能と予算のバランスを考慮して選ぶことが大切です。なお、シンク直下に食洗器を入れることができるのは、タカラスタンダードのシステムキッチンのみです。シンク下のデッドスペースを有効活用できるので、キッチンを広く使えます。

6.予算に合わせて選ぶ
理想のキッチンを実現するためには、予算とのバランスも重要です。価格帯によって、使用されている素材や機能、デザインなどが異なります。予算に合わせて、妥協できないポイントと、多少妥協できるポイントを明確にすることで、最適なキッチンを選ぶことができます。

キッチンメーカーの人気ブランド


ここでは、人気のキッチンメーカーの製品を紹介します。なお、価格は2025年2月現在のものです。

【タカラスタンダードの魅力と代表製品】
タカラスタンダードは、ホーロー製のキッチンにこだわっています。その歴史は長く100年以上にわたります。ホーローとは、金属にガラス質の釉薬を高温で焼き付けて作る素材で、掃除のしやすさや耐久性では他メーカに対して圧倒的な差があります。また、マグネットが使えるため、収納のカスタマイズも可能です。ホーロー製キッチンの代表的な製品として「レミュー」「トレーシア」「エーデル」、そして木製キッチンの「リフィット」などがあります。

●レミュー:最高級モデルで、デザインのバリエーションが豊富。76万3,000円~。
●トレーシア:さまざまレイアウトに対応できる点が魅力。55万0,500円~。
●エーデル:シンプルで使いやすい普及価格帯のホーローモデル価格帯のモデル。37万6,000円~。

【クリナップの魅力と代表製品】
クリナップは、ステンレスキッチンに強みを持つ老舗メーカーです。耐久性が高く、長く使えることが大きな魅力です。ステンレスキャビネット構造は、カビやサビ、ニオイを防ぎ、清潔さを保ちます。
代表的な製品として、「セントロ」「ステディア」「ラクエラ」などがあります。

●セントロ:クリナップの最高峰モデル。高い機能性とデザイン性を両立。127万3,800円~。
●ステディア:中級モデル。洗エールレンジフードなど便利な機能を搭載。75万9,000円~。
●ラクエラ:価格を抑えつつ、必要十分な機能を備えた製品。63万1,500円~。

【パナソニックの魅力と代表製品】
パナソニックは、家電メーカーとしての技術を生かしたシステムキッチンを展開しています。
自動洗浄機能付きのレンジフードや、ワイドコンロなど、便利な機能が充実しています。

●Lクラスキッチン:パナソニックの最高級モデル。高級感のある素材と高度な機能が魅力。136万円~

●ラクシーナ:使いやすさと機能性を両立した中級モデル。116万~。

【TOTOの魅力と代表製品】
TOTOは、水回りの専門メーカーとして培ってきた技術を活かし、使いやすく清潔なキッチンを提供しています。タッチレス水栓や、すべり台シンクなど、独自の機能が特徴です。

●ザ・クラッソ:高級感のあるデザインと高い機能性を兼ね備えたハイグレードモデル。86万円~。
●ミッテ:使い勝手の良いシンプルな設計と、手入れのしやすい機能を搭載した中級モデル。116万円~。


まとめ


今回は、人気のシステムキッチンメーカーをピックアップし、それぞれのメーカーの代表的な商品や価格帯の目安などを紹介しました。本記事の情報を参考に、ぜひ快適で素敵なキッチン選びをしてください。

時間をかけてじっくりと検討し、後悔のない選択をしてください。そして、自分らしい、そして家族みんなが笑顔になれるキッチンを実現しましょう。

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2025.02.17

中古住宅購入時の注意点を建築士が解説

中古住宅は新築に比べ、価格面で魅力がある一方で、注意すべき点も多く存在します。後悔しないマイホーム購入のためには、購入前にどのような点を意識すれば良いのでしょうか?

本記事では建築士の視点から、中古住宅購入時の注意点を「建物の状態」「土地と周辺環境」「契約」の3つの観点から解説します。 具体的なチェックポイントを参考に、理想の住まい探しを実現しましょう。

住宅診断(ホームインスペクション)とは?


住宅診断(ホームインスペクション)とは、専門家である住宅診断士が、第三者的な立場から住宅の状態を診断することです。この診断を受けると、建物の構造耐力上の安全性や劣化状況など、中古住宅のおおまかな情報を知ることができます。

ただし、インスペクションは目に見える劣化だけを見つける作業で、床下や屋根裏を詳細に調査することはしませんし、劣化の原因が何かを追究することもないので、出来れば耐震診断をおすすめします。

中古住宅を選ぶ際にチェックするポイント


中古住宅を選ぶ際は、以下の項目をチェックしておきましょう。

【耐震性を確認する】
中古住宅の耐震性は、建物の状態を判断する上で重要な要素です。とくに耐震性については、どの建築基準法の時代に建てられたかを確認することが大切です。2000年6月以降に建築確認申請された物件であれば、改正後の耐震基準で建てられているため、比較的安心だといえます。

それ以前に建設された建物の場合は、耐震診断を行うか、耐震補強工事済みの物件を選ぶことをおすすめします。

建築時の確認申請書類が残っている場合は、そちらを確認しましょう。「耐震基準適合証明書」や「住宅性能評価書」などの書類は、耐震基準を守って建設された証しです。

【建物の劣化状況を見る】
安心して中古住宅を購入するために、建物の劣化状況を確認しておくことが大切です。前述の住宅診断をおこなうことによって、欠陥中古住宅を購入するリスクを抑えることができます。また、目視で確認できる壁や床などは、細部まで状態をチェックしましょう。

【屋根の劣化状況を確認する】
屋根の劣化も、家全体の安全性と快適性に影響を与えます。屋根を上から見ることは現実的に難しいですが、もし目視できる範囲で劣化が見られた場合には、専門家による詳細な診断をおこないましょう。

下屋根を見れる場合は、ある程度の劣化状況が分かるので確認することをおすすめします。カビやコケが発生していないか、屋根の下地が見えていないかなど、セルフチェックしてみてください。

【電気設備のチェック】

中古住宅選びの際は、電気設備のチェックも怠らないようにしましょう。室内にある分電盤を見るとA(アンペア)の値が分かります。もし、アンペア数が不足していたり、何らかの不具合が見られる場合は、修繕費がかかることを想定しておきましょう。

中古住宅を購入する際の注意点


中古住宅を購入する際は、建物そのものだけでなく、周辺環境の確認も欠かせません。とくに以下の点に留意して住宅を選ぶとよいでしょう。

【災害リスクの確認】
中古住宅の購入時には災害リスクを考慮することが大切です。建物自体が良い物件だったとしても、浸水しやすいエリアだったり、地盤が弱いエリアだったりする可能性があります。そのため、ハザードマップを確認しておくことが大切です。

ハザードマップとは、該当地域にどのような災害のリスクがあるのかを地図に示したもので、地震・洪水・津波・高潮・土砂災害などのリスクが示されています。多くの自治体がハザードマップを作成しており、インターネット上でも確認できるので、ご自身でも検索してみてください。

【立地環境をチェック】
市場価格よりも明らかに安価な物件を見つけた場合、いくらお買い得だと感じても、注意が必要です。
安いのには何かしらの理由がある場合がほとんどでしょう。

例えば、公道に面している幅が2mより少ないと再建築不可物件となり、さまざまな工事に影響が出ます。次に売却する際も、なかなか売れないといったリスクがあります。そのほかには、土地に問題があったり(地盤が弱い、境界線トラブルがあるなど)、心理的瑕疵などの可能性もあります。

まとめ


中古住宅の購入は、新築に比べて価格が安く選択肢も多い反面、さまざまな点に注意が必要です。本記事で紹介したチェックポイントを参考に、物件選びを進めてください。

住宅診断の活用や、専門家への相談などを利用することで、中古住宅のリスクは軽減されます。適切な対策と情報収集をおこなうことで、後悔のない中古住宅購入を実現できるでしょう。

中古住宅の状態や耐震強度を知りたい方には、田口住生活設計室の「耐震診断」がおすすめです。床下に自ら潜って、しっかりと調査いたします。耐震診断の実績は累計1,000件以上。耐震診断なら、さいたま市の田口住生活設計室にお任せください。

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2025.02.10

洗面所床のリフォーム費用相場とは?床材選びのポイントも解説

洗面所の床を変えるだけで、空間全体の印象がガラリと変わることをご存じですか?ジメジメした床や落ちにくい汚れは気分を沈ませますが、明るく清潔な床なら逆に入った瞬間から心が軽くなるはず。

毎日使う場所だからこそ、リフォームで快適な空間に変えましょう!この記事では、洗面所の床リフォームについて、床材の種類や選び方、DIYの注意点、業者選びのポイント、費用相場などを詳しく解説します。

洗面所床のリフォームの費用と相場


洗面所のリフォームにかかる費用を紹介します。費用の算出方法や、費用を抑えるコツも解説します。

【リフォームにかかる費用】
洗面所床のリフォーム費用は、以下の要素で変動します。

・床面積
・使用する床材
・工事内容

田口住生活設計室で洗面所の床リフォームを承る場合の費用は、7~25万円程度が目安です。

費用には、材料費(床材、接着剤など)、施工費(既存床材の撤去、下地処理、新規床材の施工)、廃材処分費などが含まれます。

場合によっては、洗面台などの設備の移動や、下地補修のための費用も必要になります。下地が著しく劣化している場合は、追加費用が発生することがあります。

【床面積と費用の関係】
リフォーム費用は床面積に比例して増加します。一般的な洗面所の広さは3畳程度ですが、広ければ広いほど材料費や施工費が高くなります。

【費用を抑えるための工夫】
・上張りをする:床材を全部剥がさないで、上側だけを交換する工事にする
・安価な床材を選ぶ:価格を比較し比較的安価な材料を選ぶ
・不要なオプションを省く:たとえば、床暖房をつけないなど、無駄な機能を省く
・相見積もりをする

相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することです。比較することで、最も安い業者を選べるので費用を抑えられる可能性があります。ただし、リフォーム業者を費用だけで選ぶのはやや危険です。技術や過去の施工実績、対応の良さなども考慮することが大切です。

洗面所の床リフォームに適した床材選びのポイント


・耐久性で選ぶ
床材には耐久性の高い床材を選ぶようにしましょう。耐久性を考慮することで長く綺麗に使うことができます。

・デザインで選ぶ
清潔感を重視して、洗面所に真っ白な床材を選ぶ人も多いかもしれません。しかし、白い床材は汚れが目立ちやすいため、逆に清潔感を損ねてしまうこともあります。掃除の時間が取りにくい方は、柄付きや濃いめの色を選ぶのもよいでしょう。

・肌さわり(足へのフィット感)
洗面所は濡れた床で滑りやすく、子どもや高齢者にとっては危険な場所です。滑りにくい床材を選ぶことで、安心して使える空間を作りましょう。表面がザラザラしているタイプの床材や、濡れても滑りにくい特殊な加工がされたものがおすすめです。

・耐水性
洗面所は水滴が飛び散りやすく、湿気がたまりやすい環境です。そのため、耐水性のある床材を選ぶことが重要です。もし木材を使いたい場合には、はっ水加工や防汚加工が施されたものを選ぶ必要があります。

床材の種類


【クッションフロア】
クッションフロアは、シート状になった床材を敷き詰めて使用するタイプで、洗面所の床材としても人気があります。

メリットは、耐水性が高く、シート状のため継ぎ目が少ないことで浸水しにくいことです。そして、軽量で扱いやすく、カッターで必要なサイズにカットして敷き込むことが可能です。また、抗菌・抗カビ・防音といった多機能性に優れ、寒さが気になる場合は厚みのあるタイプを選べば保温性も向上します。

デメリットは、柔らかい素材のため、重い家具や洗濯機の下では跡が残りやすく、傷がつきやすいことです。そして、使用年数が経過すると劣化が目立つことがあります。コストパフォーマンスの良さや柔らかい足触りを求める方には最適な選択肢です。

【長尺シート(樹脂シート)】
長尺シートは、床専用のシートで、掃除がしやすく、機能性が高い素材です。メリットは、耐久性が高く、メンテナンスが簡単なことです。

店舗や公共施設でもよく使用されることがあるくらい手入れが容易です。また、耐水性や耐熱性など機能性に優れている点も特徴です。

デメリットは、コストが高いことです。材料調達や施工費用など、他の素材に比べて比較的コストがかかります。

【フロアタイル】
フロアタイルは、タイル状に成形された床材で、洗面所や水回りに適したアイテムです。耐水性が高く水が染み込みにくいため、湿気の多い洗面所でも安心して使用可能な点が特長です。タイル1枚単位で取り外しや交換が可能なので、メンテナンス性に優れています。また、木目調や石目調などデザインが豊富で、リアルな質感を楽しめます。

デメリットは、硬い材質のためクッション性がなく、長時間立っていると足への負担を感じるかもしれません。また、タイル同士の継ぎ目から水が入り込むと、カビや雑菌が繁殖することがあります。こまめに水分を拭き取ることや、浴室入り口にバスマットを敷くといった工夫が必要です。

【フローリング】
フローリングは洋室や廊下で使用されることが多い床材ですが、耐水・防汚加工が施されたものなら洗面所でも使用できます。メリットは、他の部屋と統一感が出るため、空間全体のデザイン性を高めることができる点です。ナチュラルな木目の風合いが洗面所にも温かみをもたらします。

デメリットは、耐水性を保つために定期的なワックスがけなどのメンテナンスが必要なことです。長期的なメンテナンスを惜しまない方や、他の部屋との一体感を重視する方におすすめです。

洗面所床リフォームをする前の準備と確認事項


リフォーム前に、まずは現状の洗面所の状態を確認しましょう。床の劣化状況や配管の状態、洗面台の設置状況などをチェックします。

そして、誰が今後どのように使うのかをイメージしたうえで床材選びをすることがポイントです。リフォーム後のレイアウトや、あわせてリフォームをしたい場所についても考えておくと良いでしょう。

洗面所の床リフォームとあせて、洗面台や壁紙などもリフォームしてくれる業者がおすすめです。まとめてリフォームを依頼することで、手間やコストカットにつながります。

まとめ


今回は、洗面所床のリフォームについて、費用や注意点などを解説しました。洗面所床のリフォームは、快適な生活空間を維持するために重要な要素です。本記事で紹介した情報を参考に、自分に最適なリフォームプランを立て、快適な洗面所を実現しましょう。

洗面所床リフォーム後のケアとメンテナンスを丁寧におこなうことで、より長く快適な洗面所空間を保つことができます。もし、不明点があれば専門業者に相談することをお勧めします。洗面所の床をお好みにリフォームして、毎日の生活をより豊かにしましょう。
2025.02.04

ウィンドウトリートメントはカーテンだけじゃない!種類や特徴、選び方を解説

窓辺を彩るウィンドウトリートメントは、お部屋の雰囲気をガラリと変えるアイテムです。日差しを調整したり、プライバシーを守ったり、インテリアのアクセントになったりと多くのメリットがあります。この記事では、ウィンドウトリートメントの基礎や種類を紹介します。

ウィンドウトリートメントとは?その役割と種類



【ウィンドウトリートメントの定義】
ウィンドウトリートメントとは主に以下のアイテムを指します。

・カーテン
・ブラインド
・ロールスクリーン
・シェード
・プリーツスクリーン

これらの窓周りの装飾アイテムの総称です。窓辺の印象を変えるだけでなく、光や視線をコントロールする役割、そして断熱効果や省エネ効果を高める効果も期待できます。

ウィンドウトリートメントのそれぞれの特長



【カーテン】
遮光・遮熱・UVカットなどの機能性があり、多様なデザインや素材から選べます。

【ブラインド】
スラット(ブラインドの羽根板)の角度調整によって光と視線を細かくコントロールできるのが利点です。

【ロールスクリーン】
上下に開閉し、巻き上げた際にはすっきりとした印象になるのが特長です。光の透過性や遮光性など、様々な機能性を持つ生地が用意されています。

【シェード】
シェードは、窓に設置する布製の装飾品です。カーテンと同様に、室内の明るさを調整したり、プライバシーを守ったりする役割を果たします。

【プリーツスクリーン】
プリーツスクリーンは生地がアコーディオンのように折り畳まれ、ジャバラ状になっています。このひだによって、柔らかな光を取り入れたり、視線を遮ったりできます。

窓の種類に合わせたウィンウトリートメントの選び方


ウィンドウトリートメントを選ぶ際には、デザイン性と機能性の両方を重視することが大切です。インテリアとの調和だけでなく、窓の開閉や通気のしやすさを考慮することで、快適で使いやすい環境を整えられます。

以下、窓の種類ごとのおすすめのウインドウトリートメントをご紹介します。

【掃き出し窓】
掃き出し窓は庭やバルコニーに面した場所に設置されることが多く、出入りの頻度が高い場合にはスムーズな開閉が求められます。このため手軽に扱えるカーテンが適しています。

【腰高窓】
腰高窓は腰の高さ付近に窓枠があり、出入りの必要がないため、ウインドウトリートメントの選択肢が広がります。細長い形状の窓では、左右に開閉するタイプは避け、上下に昇降するロールスクリーンやシェードがおすすめです。これらは、窓全体をすっきりと覆い、デザイン性を損ないません。

【高窓や天窓 】
天井付近に設置される高窓や天窓では、手動での操作が難しいため、電動のシェードやロールスクリーンが便利です。リモコンやスイッチを利用して操作できるタイプを選ぶことで、快適な室内環境を実現できます。

【出窓】
出窓では、カウンター部分の利用方法に応じたトリートメント選びがポイントです。
窓枠に沿うように設置するバルーンシェードを選べば、カウンターの使用感を損なわずに、ふんわりとしたデザインを楽しめます。

※バルーンシェードは、裾の部分がバルーンのようにふっくらと膨らんだ形状が特徴的なシェードのこと。

ウィンドウトリートメントの選び方


ウィンドウトリートメントを選ぶ際は、何を優先したいのか考えてから、アイテムを決めるとよいでしょう。

例えば、昼間は明るい環境で過ごしたい方は、遮光性の高くないアイテムを選ぶことが肝心です。せっかく日当たりの良い部屋であっても、遮光性の高いカーテンやブラインドを閉めてしまうと、昼間でも室内が暗くなってしまいます。

逆に寝室の場合は、遮光性が高いアイテムを取り入れて、いつでも落ち着いた環境で眠れるようにしておくと快適に過ごせるでしょう。

他には、日当たりが良すぎて室内が暑い場合は遮熱効果のある素材を選ぶのもおすすめです。厚みのある素材を選択すれば、遮音効果も期待できます。

このように、解決したい課題に合うアイテムや素材を選ぶことが肝心です。

まとめ


窓の種類や目的に合わせて適切なウィンドウトリートメントを選ぶことで、より快適な住まいを実現できます。ウィンドウトリートメントの選び方について迷った場合、設計士やインテリアデザイナーなどに相談するのがおすすめです。

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2025.01.25

窓の寒さ対策について!手軽な対策からリフォームまで解説

戸建て住宅にお住まいの方にとって、窓の寒さ対策は快適な冬を過ごす上で欠かせないでしょう。窓の寒さ対策は、手軽な対策からリフォームまで様々な方法があります。そこで今回は、窓の寒さ対策についてご紹介します。

手軽にできる窓の寒さ対策



【 厚手のカーテンや断熱シートで冷気をシャットアウト】
厚手のカーテンは、窓からの冷気を遮断する効果的な方法です。既存のカーテンを厚手のものに取り替えるだけで室内の保温効果を高められます。

さらに効果を高めたい場合は、カーテンを長めにして床までしっかりカバーすると冷気が入りにくくなります。

【 隙間風を防ぐ】
窓の隙間風は室内の温度を下げる大きな原因となります。窓の桟とガラス部分には隙間があるので、その部分をふさぐようにタオルや段ボールを置いておくだけでも、隙間風をシャットダウンできます。窓枠の下部90cmくらいに発泡スチロールをはめ込むのも効果的です。

ほかには、コンセント口からの隙間風を防ぐためにテープを張ったり、パテを使ってサッシの隙間をしっかりと塞いだりするのも手軽かつ有効な防寒対策です。

内窓設置リフォームで寒さ対策


内窓設置のリフォームを行うことで、断熱性能を高めるだけでなく、防音効果や防犯効果も向上させられます。内窓のみの設置なら既存のサッシの内側に取り付けるため、外壁を壊さずに作業可能です。

窓の大きさにもよりますが、おおむね1か所あたり1時間くらいで施工できます。窓自体を変えるとなると工法によっては防水への懸念があり、費用も時間も嵩みますが、内窓設置のリフォームは比較的、手軽におこなえます。

なお、内窓設置のリフォームの際は、複層ガラスやLow-Eガラスを使った内窓を選ぶことで、より高い断熱効果が得られます。

Low-Eガラスは特殊な金属膜をコーティングしたガラスで、断熱性・遮熱性を高めたものです。外気の暑さに対する遮熱効果を持っているものの、冬場には貴重な暖かい日差しも遮ってしまう点はデメリットです。

また、金属製のサッシの場合、金属素材から外気の影響を受けることもあります。窓をリフォームする際に、樹脂製のサッシを選択することも寒さ対策につながります。

窓だけでなく壁や床の断熱で家中を暖かく


寒さ対策をしたい場合、窓だけでなく壁や床の断熱も併せて検討しましょう。壁や床に断熱材を施工することで、外気からの冷気の侵入を防ぎ、室内の暖気を逃がさないようにすることができます。

床下断熱工事を行うときは、単に断熱材を張り付けるだけでなく冷気が通る隙間を徹底的にふさぐことに注力してください。リフォーム工事は一度にまとめておこなうほうが効率的なケースが多いので、窓だけでなく家全体のリフォーム相談ができる業者に工事の相談をすることがおすすめです。

まとめ


冬を快適に過ごすため、寒さ対策は欠かせません。今回は、手軽な対策から断熱リフォームまで様々な方法をご紹介しました。費用対効果や住宅の状況を考慮しながら最適な方法を選び、快適で暖かい住環境を整えましょう。

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2025.01.07

和室から洋室にリフォーム!費用相場やリフォームプランの立て方を解説

和室のリフォームをお考えの方へ、洋室へのリフォーム費用やリフォームプランの立て方を紹介します。

和室を洋室に変えることで、住まいの雰囲気が大きく変わります。気に入ったお部屋で過ごせるようになれば、気分も明るくなるでしょう。

本記事では、和室から洋室へのリフォーム費用の相場や、リフォームの際に知っておきたいポイントをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

和室を洋室にリフォームするメリット・デメリット


【メリット】
和室を洋室にリフォームする最大のメリットは、生活スタイルに合わせて空間を自由にアレンジできることです。和室に比べてインテリアをより楽しめるので、壁紙や照明器具などを多くの種類から選択できます。

またフローリングにすることで家具の配置が容易になり掃除もしやすくなります。畳の入れ替えや、障子・襖のメンテナンスが不要になり、手間が減る点もメリットです。

【デメリット】
断熱性や防音性を重視する場合、和室(畳)のほうがおすすめです。洋室(フローリング)にすると、寒さを感じやすく、生活音が響きやすくなるためです。これらのデメリットは、フローリングに断熱材や防音材を使用することで軽減できますが、その分費用はかさみます。

リフォームの種類と費用相場


和室から洋室へのリフォームは、その範囲によって費用が大きく変動します。畳をフローリングに張り替えるだけの部分リフォームの場合、6畳で15万円程度が目安です。先々を考えてきちんとした工事をするとなると、1畳あたり2万5千円を最低金額と考えてください。

一般的な和室は柱を見せる真壁だったりハンガー掛けのような長押(なげし)があります。これらの仕様も変えて完全な洋室にするか、床だけフローリングにするかで費用も工期も大きく変わります。

費用が高くなる工事は、ほかに以下のようなものがあります。

・壁や天井のクロス張り替え
・押入れをクローゼットに変更する
・間仕切りの追加
・建具を交換する
・特注サイズの建材を用いる場合

費用を抑えるためには、できるだけ既存の建具や収納を活かすことが有効です。DIYで自分で作業をおこなうと安上がりにはなるものの、失敗してしまう例も多くあります。仮に失敗した箇所の修正をプロに頼むと、当初よりも余計な費用がかかるケースが非常に多いのが現状です。

リフォームプランの立て方


【長期的な目線で考えてプランニングをする】
和室から洋室へのリフォームプランはまずリフォームの目的を明確にすることから始めましょう。「子ども部屋にしたい」「リビングと繋げて広く使いたい」「書斎にしたい」など、具体的な目的を定めることで必要な機能やレイアウトが見えてきます。

現在のライフスタイルだけでなく、将来的な環境の変化も視野に入れておきましょう。例えば「子どもが独立したあと、どのように使うのか?」「後々、バリアフリー化しやすいのか?」など、長期的な視点でプランを練るのがおすすめです。

【専門家に相談する】
和室から洋室へのリフォームをする際は、専門家であるリフォーム業者に相談することが第一歩です。専門家に依頼すれば、具体的かつ、自分に最適なプランを提案してくれます。リフォームの目的や予算などを伝えることで、プロの視点のアドバイスが受けられるでしょう。

インターネット上の情報だけでは分からない点も多いので、まずはお近くのリフォーム会社や工務店などに相談してみてください。

リフォーム前に確認すべきポイント


畳の部屋がフローリングの床や廊下に隣接している場合、リフォームによって段差が生じることがあります。建具の敷居は、通常、フローリングよりも高さがあるので畳側の部屋の床が高くなってしまうためです。敷居ごとすべて交換する場合は隣接か所との高低差がなくなりますが、これらを調整するためには工事日数が長くなり費用も上がります。

建物の築年数や現在の状態によっては、通常よりも費用がかさんだり、工期が長くなったりするケースは多々あります。手間がかかったり、希望する工事が増えれば、どうしても費用が高くなってしまうでしょう。事前に予算の上限を決めておき、リフォームする箇所・しない箇所の取捨選択をすることも必要です。

まとめ


和室から洋室へのリフォームは、空間を有効活用して快適な住まいを実現するための有効な手段です。費用やプランニングのポイントなどをしっかりと理解しておくことで、失敗しないリフォームができるようになるでしょう。

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2024.12.26

お風呂リフォームは何日かかる?ユニットバス・在来風呂のリフォーム工期と工程を解説

毎日使うお風呂を、快適な空間にしたい!しかし、リフォームには長い期間がかかりそうで心配……。そんなお悩みをお持ちの方へ、今回は戸建て住宅のお風呂リフォームの工事期間を具体的な事例を交えて解説します。

工事期間の目安や工事の流れなどをまとめているので、お風呂のリフォームを検討中の方はぜひ参考にしてください。

お風呂リフォーム日数の目安


お風呂のリフォーム日数について、以下2つのパターンを解説します。

【ユニットバスからユニットバスへのリフォーム】
ユニットバスからユニットバスへのリフォームは、比較的工期が短く、一般的に3~4日程度で完了します。ただし、浴室ドアの大きさを変更する場合や、窓枠を変更する場合は最低でもプラス1日かかるため、5~6日はみておきましょう。

【在来浴室からユニットバスへのリフォーム】
在来浴室からユニットバスへのリフォームは、ユニットバスからユニットバスへのリフォームよりも工期が長くなります。在来風呂の解体作業や土間コンクリートの打設、配管工事などが必要となるからです。

通常どおり工事が進行した場合の目安工事期間は、8日程度です。

在来浴室からユニットバスに交換する際の工程例


・在来風呂を壊す:2日
・水道、電気、配管の設置:1日
・土間打ちと養生(硬化時間):2日
・ユニットバスの組み立て:1日
・ドア枠の設置:1日
・最終チェック(設備確認):1日

在来浴室はそれぞれの住宅によって構造が異なるため、解体した際に思わぬ問題が発生することがあります。そのため、リフォーム会社は余裕を持った工期を設定することが多く、10日以上かかるケースもあります。

なお、在来タイル浴室の場合は、柱や土台や窓台が腐朽していることが珍しくありません。そのため、工事スケジュールには余裕を持っておきましょう。極端に短い工期を売り文句にしている会社には注意が必要です。

リフォーム日数が通常より長くなる要因


基本的な工期は上記でお伝えしましたが、お風呂のリフォーム工事はさまざまな要因によってかかる日数が変わってきます。以下では、どのような要因がリフォーム期間に影響するのかを解説します。浴室の工事では柱や梁・桁などの構造材が見える状態まで解体しますので、耐震補強工事を同時に行うことをお勧めします。それが出来るかどうかも業者選びのポイントです。

【追加工事(オプション)がある場合】
浴室乾燥機や換気扇、照明器具などのオプション工事は、ユニットバスの設置工事と並行して行われる場合が多く工期への影響はそう大きくありせん。ただし複雑な配線工事が必要な場合は、工期が1日程度延びることがあります。

また「自動お掃除機能付」のお風呂にすると、電気工事が必要になる場合が多く、追加日数がかかります。

【築年数が古い場合】
建物の構造や築年数は、工期に大きな影響を与える要素です。前述のとおり、腐朽箇所が多いと追加作業が増えて時間を要するためです。さらに木造住宅や2×4住宅、ハウスメーカー住宅では、それぞれの解体工事の難易度や工程が異なるため、工期に差が生じる場合があります。

また築年数が古い住宅は、浴室の窓の下やドアの下が腐朽している場合があり、これらを交換するとなると工期は長くなります。

【解体工事が難しい場合】
在来風呂からユニットバスにする際、最初に解体工事を行いますが、解体工事の難易度は建物(立地)やお風呂の状態によって左右されます。

解体した在来風呂を搬出しなければなりませんが、住宅の間口が狭かったり玄関前までトラックを横付けできない場合、作業の進みが悪くなるでしょう。

在来浴室の場合、タイルやモルタルの撤去、配管の取り外しなど複雑な作業が必要なケースが多くユニットバスの解体よりも時間がかかります。モルタルとは、セメント・砂・水を混ぜたもののこと。

お風呂のリフォーム会社を選ぶポイント


お風呂リフォームをスムーズに進めるためには、リフォーム会社の選び方が重要です。
実績が豊富で信頼できる会社を選ぶことはもちろん、担当者との相性やコミュニケーションの取りやすさも大切な要素といえます。
その他前述した腐朽の修理や耐震補強も考慮した幅広く対応してくれるかもポイントです。

とくに、メーカーのショールームで製品を一緒に確認し、具体的なアドバイスをしてくれるリフォーム担当者は非常におすすめです。メーカー目線以外のアドバイスではなく、施工業者ならではの実体験に基づいた意見は参考になるでしょう。

また浴室工事の際は、柱や梁・桁などを「構造材が見える状態」まで解体します。このタイミングで耐震補強工事を行うと、手間が省けるため効率良く工事ができます。しかしこのような提案は、耐震診断や耐震リフォームの知識に長けている業者でなければ、なかなかできません。業者選びの際は耐震診断をあわせて依頼できるかどうか、確認してみてください。

お風呂のリフォーム工事前にチェックしておくこと


【見積もりの確認】
お風呂のリフォーム工事が始まる前に、見積書の内容を詳細に確認し、不明点があればリフォーム会
社に確認しておきましょう。追加工事が発生した場合の条件等も把握しておくと安心です。

【契約内容の確認】
契約内容をしっかりと確認することで、トラブルを未然に防げます。工事内容や支払い方法など、契約書に記載されている内容を詳細に確認しましょう。不明点があれば、契約前にリフォーム会社に質問し、納得した上で契約を締結しましょう。

【工程の確認】
作業工程の確認も大事です。とくにお風呂を含む水回りのリフォームの場合は、生活に影響がでることが多くあります。「いつからいつまでお風呂に入れないのか?」「工事中に断水するのか?」など、事前に確認しておきましょう。

まとめ


お風呂のリフォーム期間は、工事内容やさまざまな要因によって大きく変動します。工事期間中はお風呂に入れなくなるため、どのように対応するのか考えておくことが必要です。リフォーム期間中の生活への影響を考慮して、余裕を持った計画を立てましょう。

また、お風呂のリフォームでおすすめなのは、浴室とあわせて脱衣所側の工事も一緒にやることです。快適度が大きくアップすることと、他の工事と一緒に進めることでコストを抑えられる点がメリットです。

お風呂や脱衣所のリフォームを検討している方は、ぜひ一度リフォーム会社や工務店などに相談してみてください。
2024.12.05

地震に強い家を作るために知っておきたい耐震リフォームの基礎

日本は地震が頻発する国であり、自宅の耐震性について不安を感じている方も少なくありません。特に築年数の経過した家に住んでいる場合は心配も大きいでしょう。

地震から身の危険を守るには、住宅の耐震リフォームが有効です。耐震リフォームを行うにあたって「地震に強い家」がどのようなものか、理解しておくことをおすすめします。

この記事では、耐震リフォームを考える際に知っておきたい地震に強い家の要素と、耐震診断の基本的な流れについて詳しく説明します。

地震に強い家の3つの要素

地震に強い家を作るための基本的な要素は、大きく分けて以下の3つです。これらは耐震リフォームを考えるうえで押さえておきたいポイントです。

・壁の量
・壁のバランス
・接合部の強度

なお、本記事では木造の一般住宅を前提として解説します。

1. 壁の量
地震に強い家屋には、適切な「耐力壁」が必要です。耐力壁は筋交い(スジカイ)という斜めの材木が入っている壁のことで、家全体が倒壊しないよう支える役割を担っています。

耐震壁は一か所に偏らずに家全体にバランスよく配置されていることが理想です。筋交いの数が多ければ多いほど、家の耐震性が高まりますが、それだけで安心というわけではありません。耐震強度が高いかどうかは、壁全体の構造によって左右されます。

2.壁のバランス
家全体に耐力壁が十分にあっても、それが一か所に集中していたり、偏ったりしていると、地震の際に家の一部分に大きな力が集中してしまい、その部分が壊れるおそれがあります。

つまり、壁の配置がバランスの取れた状態になっていることが理想的なのです。耐震リフォームの際には、この「壁のバランス」を見直すことが大切な要素です。

3.接合部の強度
耐震に大きな影響を与えるのは、壁だけでなく「接合部」も同様です。接合部とは柱や梁、筋交いなどの建材同士がつながっている部分のことで、これらがしっかりしていないと、地震の揺れによって壁が外れたり、ずれたりするおそれがあります。

筋交いがしっかりと接合され、柱や梁とのつながりが強固であることが、家の耐震性を高めるポイントです。古い家の場合、釘や簡易的な金具で止められているだけのケースがあり、接合部がしっかりしていないことがあります。

耐震リフォームでは、これらの接合部を強化することによって、家の揺れに対する抵抗力を大幅に向上させることが可能です。

耐震診断の重要性と基本的な流れ

耐震補強を行う際には、床下や屋根裏に潜って構造部分を調査する、耐震診断を事前に行います。耐震診断を通じて自宅の現状を正確に把握し、どこを補強した方が良いのか明確にすることが可能です。

耐震診断の流れは以下のようになります。

1.事前のヒアリング
診断を行う前に、家の築年数や構造、過去の修繕履歴などをヒアリングします。まずは過去の改築歴を確認し、現在家主がどの部分に不安を感じているかを洗い出します。

また、今後リフォームしたいと考えている部分についても確認し、経済的に無理のない補強計画を策定します。事前にヒアリングをすることで、現地で目視チェックするポイントも把握しやすくなります。

2.現場調査
耐震診断の中心となるのが、実際に出向いて家屋を見る「現地調査」です。

この調査では、床下や屋根裏に入り、柱や梁の状態や筋交いの配置、接合部の強度などをチェックします。目視できない部分については、建築の知識や経験をもとにして診断を行います。

現地調査の際には、家屋の建築図面をあらかじめ確認しますが、古い家や中古で購入された場合は手元に図面がないこともあります。また、図面があってもその通りに建てられていないことは珍しくないので、実際に人の目で見て確認することが大切です。

3.点数による評価
調査結果は点数によって評価されます。

例えば、筋交いが十分に配置されている壁は高得点となり、反対に筋交いがない壁やバランスが悪い部分は評価が低くなります。

また、接合部がしっかりしていないところにも低い評価が与えられます。この点数によって、家全体の耐震性が数値化され、補強すべきポイントが明確になるのです。

4.報告書の作成と説明
診断結果の報告書には、具体的な補強方法やリフォームの優先順位が記載されます。報告書をもとに、補強部分や補強方法、必要になる予算などが算出されます。

耐震診断の報告書は、単に点数を提示するのではなく、その点数の根拠を具体的に示しているかが肝心です。報告書をもとに、耐震リフォームの提案が行われることが一般的です。

耐震補強の優先順位とリフォームの進め方

耐震診断の結果をもとにリフォームを進める際には、予算や工期を考慮したうえでリフォーム計画を立てましょう。

最もリスクの高いところから耐震補強を行うことが肝心で、特に接合が弱い部分や、バランスが大きく崩れている部分にも着手しましょう。

耐力壁の量が不足している場合は補強を行うことで大幅に耐震性が向上します。補強を行うことで、家全体の耐震性を向上させ、地震に対して安心できる住まいを実現することが可能になります。

費用と工期の目安

耐震診断の目安金額は、30坪までの家で16万5,000円(税込)~です。それより大きな家は1坪あたり5,500円(税込)が追加になり、料金のなかには「現地調査」「診断書作成」「診断書の説明」「補強計画案策定」などが含まれています。

実際に耐震リフォームを行う場合、補強箇所にもよりますが50~200万円程度まで、建物によって大きく異なります。たとえば、壁に金属製の補強材を入れる場合は、1間の壁で27万5,000円(税込)〜が目安です。※1間=約1.82m

たくさんの耐力壁を作れば強い家になりますが、当然費用は掛かります。最優先箇所だけを補強する方法も可能なため、予算に合わせて施工してもらえるようにリフォーム会社に相談しましょう。

耐震補強にかかる工期も、工事規模によって大きく異なります。上記で挙げた1間の壁補強の例であれば、3日~1週間程度が目安です。

間取りや面積、築年数によって費用が変わるため、実際に見てみないと正確な工期や金額は算出できません。詳しい費用や工期を知りたい方は、リフォーム会社に見積りを依頼してください。

まとめ

地震による家屋の倒壊が心配な人は、耐震診断を受けることがおすすめです。診断結果に基づき、適切なリフォームを行えば、家屋の安全性が向上します。耐震診断を依頼する際には、的確な診断を行ってくれる業者に依頼しましょう。

田口住生活設計室では、豊富な経験を活かし正確な診断と、適切な補強計画をご提案します。安心して住み続けられる家を手に入れるために、耐震リフォームの第一歩を踏み出しましょう。

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2005.06.14

床下にもぐる詐欺師?

基礎クラック①

昨日訪問したお客様のことです。

相談内容は基礎のクラック。

床下業者が「基礎にクラックが入っていて危険です」と指摘し
その後、別の業者がなぜか見積もりを持ってきたそうです。

どんなからくりなのでしょうね。

「クラックは心配だけれど、どうもこの業者は怪しい……」
ということで、当社のセカンドオピニオンを受けられました。

写真のように、基礎の通風孔の隅からのクラックは多くの家で見られます。

結論からいうと、この状態であっても耐震性にはほとんど影響がありません。

ここのお宅は、築年数から考えて鉄筋が入っていないと考えられます。
仮に鉄筋が入っていたとしても、ここの部分はクラックが入りやすいものです。

基礎のひび割れの原因はいくつかあります。
今回のように通風孔周辺、横に伸びる、縦に伸びるなど方向によって原因は違うのです。
施工不良でも、経年劣化でもクラックは入ります。

そのなかで、怖いのは不動沈下です、
その場合、通風孔に関係なく縦にクラックが伸びています。

一般の方では、見極めが難しいかもしれませんので
写真をメールで送っていただければアドバイスいたします。
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人生にとっての住まいの在り方の最適解を導く(株)田口住生活設計室
自分の人生観・価値観を花開かせる 花神コンサルティング


さいたま市を中心に。キッチン・ユニットバスなどの水回りリフォーム、リノベーション、外壁塗装工事を行っています。
調査点検、耐震診断、リフォームコンサルティングは全国対応します。
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   メール tjs@homedr.info
 YouTube『リフォーム百科事典』も是非ご覧ください。
 
代表 田口寛英  
   建築士・耐震診断士・住宅瑕疵担保協会インスペクター
   感動経営コンサルタント協会認定コンサルタント
   一般社団法人 ほめる達人協会認定講師
   人本・建築経営道場講師
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