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2025.06.23

夏の暑さ対策は窓から!窓の工夫やリフォーム方法をご紹介!

夏の厳しい暑さ。エアコンを適切に使っても室内が涼しくなりにくい場合、その原因の一つは「窓」かもしれません。日差しが強い日には、窓を通して日射熱が室内に侵入してきます。今回は、夏の暑さ対策として窓に注目し、具体的な方法をご紹介します。

夏の暑さは窓からやってくる


夏の室温上昇の大きな原因は、窓から侵入する熱です。壁や屋根からも熱は伝わりますが、窓ガラスやアルミサッシは日射熱を直接通しやすいため、特に室温に影響を与えます。

窓から入った日射熱は、室温の空気を温め、輻射熱(※1)によって室内の温度が上昇します。これがエアコンを稼働させても室温が下がりにくい一因です。窓からの熱の侵入抑制は、快適な室内の実現と省エネルギーに繋がる重要なポイントです。

※1 輻射熱(ふくしゃねつ)とは、物体から電磁波として放出される熱のこと。太陽からの日射熱や、温まった床・壁からの熱などが該当します。

窓の遮熱対策は2種類


窓の遮熱対策は、大きく「内側から行う対策」と「外側から行う対策」に分けられます。それぞれ特徴、効果、手間、費用が異なります。

1: 内側からできる遮熱対策
窓の室内側で日射熱を遮る方法で、遮熱カーテンやブラインド、遮熱フィルムなどが挙げられます。比較的導入が容易で、DIYで行えるものも多いのが特徴です。ただし、日射熱が室内に入ってから遮るため、外側対策より効果は限定的です。手軽な暑さ対策として有効です。

2: 外側からできる遮熱対策
窓の外側で日射熱を遮断する方法は、より効果的です。日差しが窓ガラスに届く前に遮るため、高い遮熱効果が期待できます。すだれやよしず、オーニング(日よけ)、外付けブラインド、緑のカーテンなどがこれにあたります。室温上昇を効果的に抑えますが、設置スペースの確保や工事が必要な場合もあり、内側対策より手間や費用がかかる傾向があります。

暑さを防ぐ窓リフォームの方法


根本的かつ効果的に窓の遮熱性を高めるには、窓リフォームが有効です。初期費用はかかりますが、長期的な快適性向上や省エネ効果から、費用対効果の高い投資と言えるでしょう。

【内窓の設置】
内窓設置(二重窓とも呼ばれます)は、既存窓の室内側にもう一つ窓を取り付けるリフォームです。既存窓との間の空気層が断熱効果を発揮し、熱の侵入を抑制。夏の遮熱、冬の断熱、結露防止に加え、遮音効果も期待できます。既存窓の取り外しが不要で、比較的短時間で施工できる点もメリットです。

【複層ガラスに変える】
単板ガラスを、2枚以上のガラスの間に乾燥した空気層やガス層を設けた複層ガラス(ペアガラスとも呼ばれます)に交換します。中間層が熱伝導を抑え、断熱性を高めます。

さらに高機能な「Lo-E(ローイー)複層ガラス」は、ガラス表面にコーティングされた特殊な金属が、太陽からの日射熱(特に赤外線)を効果的に反射することで、室温の上昇を抑えます。

可視光線は透過しやすいため、室内の明るさを保ちながら遮熱効果を得られるのが特徴です。ガラスのみの交換で済む場合と、サッシの調整や交換が必要な場合があります。

【断熱サッシに変える】
窓の性能はガラスだけでなく窓枠(サッシ)素材にも左右されます。熱を伝えやすいアルミサッシから、熱伝導率の低い樹脂サッシや複合サッシ(アルミと樹脂など異なる素材を組み合わせたもの)への交換も有効です。

サッシからの熱の出入りを大幅に減らし、窓全体の断熱性を向上させます。複層ガラスとの組み合わせで非常に高い効果を発揮しますが、サッシごとの交換は工事がやや大規模になり、費用も高めです。

窓リフォーム以外の暑さ対策


窓リフォームは効果が高いものの、費用や手間がかかります。より手軽な暑さ対策も多くあります。

■遮熱カーテン
特殊な繊維や加工で太陽光や熱線を反射・吸収し、室内の熱侵入を抑えるカーテンです。設置が簡単でデザインも豊富。遮光機能付きなら、日差しを遮り体感温度を下げる効果も期待できます。ただし、室内設置のため、外側対策ほどの効果は得にくい点に注意が必要です。

■遮熱フィルム
窓ガラスに直接貼り付けるフィルムで、赤外線(熱線)を反射・吸収し室温上昇を抑制します。透明タイプなら景色を損なわず、UVカット機能で家具の日焼けも防ぎます。

DIYも可能ですが、きれいに貼るにはコツが要ります。製品寿命やガラスの種類(網入りガラスなど、製品によっては熱割れのリスクがあるため注意が必要な場合があります)によっては使用に注意が必要です。

■オーニング
窓の外側に取り付ける布製の日よけです。日差しを窓ガラス到達前に遮断でき、非常に高い遮熱効果があります。必要な時に出し入れできる巻き取り式が一般的。設置に工事が必要な場合が多く、強風時の管理も求められます。

■緑のカーテン
ゴーヤやアサガオなどのつる性植物を窓の外のネット等に這わせる方法です。葉の日差し遮断効果に加え、植物の蒸散作用による冷却効果も期待できます。エコで育てる楽しみもありますが、設置準備や日々のお手入れが必要です。

まとめ


夏の室内の暑さの主な原因は、窓からの熱侵入です。 対策には、内窓設置や複層ガラスへの交換といった窓性能を高めるリフォームがあります。これらは効果が高いものの、費用や工事が必要です。 一方、遮熱カーテン、フィルム、オーニング、緑のカーテンなど、手軽な方法も有効です。 住まいの状況や予算に合わせ、最適な対策を検討しましょう。

夏の暑さ対策にお困りの方は、ぜひ一度田口住生活設計室にご相談ください。それぞれのお家にあう暑さ対策をご提案させていただきます♪

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2025.06.18

リフォームでトイレをおしゃれにしたい!TOTO、LIXILなど、選び方のポイントを解説します

毎日使うトイレは、快適でお気に入りの空間にしたいものです。近年のトイレは機能性が大きく向上し、デザインも多様化しています。リフォームを機に、見た目のおしゃれさだけでなく、清潔さの維持や掃除の手軽さも重視し、満足度の高いトイレ空間を実現しましょう。

この記事では、デザイン性と機能性を両立させるトイレリフォームのポイントを、最新の情報を交えながらご紹介します。

おしゃれなトイレを実現するための4つのポイント


おしゃれなトイレ空間の鍵は、便器本体のデザイン選びと、その美しさを保つための「掃除のしやすさ」です。

1.スタイリッシュなデザインを選ぶ
トイレ空間の印象を大きく左右するのが便器のデザインです。近年人気が高いのは、水を溜めるタンクがない「タンクレストイレ」。見た目がすっきりとし、空間に広がりを感じさせます。凹凸が少なく直線的なフォルムは、モダンで洗練された印象を与え、背面の壁にアクセントクロスを取り入れると、よりデザイン性の高い空間を演出できます。

他にも、タンクの高さを抑えた「ロータンク型」や、手洗いや収納と一体化した「システムトイレ」も選択肢です。システムトイレは配管類を隠せるため、空間全体がすっきりします。ご自身の好みやトイレ全体のインテリアに合わせて選びましょう。

2.壁紙・床材で理想の雰囲気を演出
壁紙(クロス)や床材は、トイレ空間の印象を決定づける重要な要素です。アクセントクロスとして一面だけ色や柄を変えたり、タイル調の床材で高級感を出したりと、工夫次第で多様なスタイルを実現できます。防汚性や消臭効果のある機能性壁紙、水に強く掃除しやすい床材を選ぶと、おしゃれさと実用性を両立できます。

3.照明計画と小物使いで個性をプラス
照明は、空間の雰囲気を大きく変えるアイテムです。柔らかな光の間接照明を取り入れたり、デザイン性の高いペンダントライトを選んだりすることで、リラックスできるおしゃれな空間を演出できます。また、トイレットペーパーホルダーやタオル掛け、小さな観葉植物やアートフレームなどの小物も、空間にアクセントを加え、おしゃれ度を高めるポイントです。

4.掃除のしやすさにこだわる
どんなにおしゃれなトイレも、汚れていては魅力が半減します。美しい状態を長く保つには「掃除のしやすさ」が重要です。
最近のトイレは、掃除の手間を軽減する工夫が満載です。例えば、汚れが溜まりやすい便器の、フチ裏をなくした「フチなし形状」(TOTOなど)や「フチレス形状」(LIXILなど)は、サッと拭くだけで簡単にきれいにできます。

また、便器の素材自体に汚れが付きにくく落ちやすい加工(TOTOの「セフィオンテクト」、LIXILの「アクアセラミック」、パナソニックの「スゴピカ素材」など)が施された製品も主流です。これらは日々のお手入れを格段に楽にしてくれます。デザインを選ぶ際は、こうした清掃を助ける機能にも注目しましょう。

トイレメーカー3社を比較!


国内で人気の主要トイレメーカー、TOTO、LIXIL、Panasonic。それぞれ特徴があり、強みとする技術やデザインの方向性が異なります。ご自身の理想に合うメーカーを見つけましょう

【TOTO】
「ウォシュレット」(※TOTOの登録商標)で知られ、業界を牽引するメーカーです。高い技術力と品質への信頼が強み。「きれい除菌水」のように、使用後にミストを吹き付け見えない汚れや菌を除菌する衛生技術も特徴です。
主力商品「ネオレスト」シリーズや「ピュアレスト」シリーズは、タンクレストイレから組み合わせ便器まで幅広く展開。陶器表面の汚れを防ぐ「セフィオンテクト」、渦を巻く水流で効率的に洗浄する「トルネード洗浄」、掃除しやすい「フチなし形状」など、清潔さを保つ機能が充実しています。デザインは機能美を追求した、シンプルで洗練されたものが中心です。

【LIXIL】
旧INAXブランドを引き継ぎ、デザイン性の高さと豊富な製品ラインナップが魅力です。トイレ以外にも住設機器を幅広く手がけ、空間全体のコーディネートを提案しています。
タンクレストイレの「サティス」シリーズや組み合わせ便器の「アメージュ」シリーズが人気。LIXIL独自の素材「アクアセラミック」は、頑固な水アカや汚物の付着を防ぎ、新品のようなツルツル感が長続きするとされています(「100年クリーン」というコンセプト)。強力な水流で隅々まで洗い流す「パワーストリーム洗浄」や、掃除がしやすい「フチレス形状」も採用しています。スタイリッシュから柔らかな印象まで、多様なデザインが揃います。

【Panasonic】
大手家電メーカーとしての技術を活かした独自機能が特徴です。代表的なのは全自動おそうじトイレ「アラウーノ」シリーズ。
最大の特長は、市販の台所用合成洗剤(中性)を使い、流すたびに2種類の泡で便器内を洗浄する「激落ちバブル」機能です。素材には、水族館の水槽にも使われる有機ガラス系の「スゴピカ素材」を採用。水アカが固着しにくく、割れやヒビ、キズにも強いとされています。少ない水量で効率よく流す独自の「ターントラップ方式」は節水性にも優れています。先進的な機能と使いやすさが魅力です。

まとめ


おしゃれで快適なトイレ空間のためには、デザイン性と共に、日々の掃除のしやすさや清潔さを保つ機能が重要です。タンクレストイレのようなスタイリッシュなデザインや、フチなし形状、汚れにくい素材など、お手入れを楽にする製品を選ぶことで美しさを維持しやすくなります。

TOTO、LIXIL、Panasonicの各社は独自の技術や強みを持っています。洗浄方式や防汚技術、素材の違いを理解し、ご自身のライフスタイルやこだわりに合わせて比較検討することで、理想のトイレが見つかるでしょう。リフォームの際は、最新のカタログやショールームで実物を確認することをおすすめします。

トイレのリフォームにお悩みの方は、ぜひ田口住生活設計室にご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客さまのご希望にあう製品を一緒にお選びします♪

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2025.06.05

窓リフォームの種類と目的別の最適な工法の選び方について解説!

窓は換気や採光だけでなく、家全体の断熱性能にも大きく影響します。そのため、窓リフォームは、家の快適性を向上させるために欠かせない工事のひとつです。

窓のリフォーム方法にはいくつかの種類がありますが、それぞれ特徴や適用するべきケースが異なります。今回は、窓リフォームの代表的な種類とそれぞれの特徴をご紹介します。窓リフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

代表的な窓リフォームの種類


窓リフォームには、既存の窓の形状や構造を大きく変更する方法から、性能を向上させるために細かな工夫を施す方法まで、さまざまな選択肢があります。

これらのリフォーム方法は、異なる目的や効果を持っており、住宅の立地、求める機能によって効果を発揮します。各方法の特徴を理解することで、住まう方のニーズにあうリフォームが選べます。ここでは、代表的な窓リフォームの種類とそれぞれの特徴について紹介します。

【まるごと交換】
まるごと交換では、窓の枠、サッシ、ガラスなどをすべて新しくするリフォームです。窓の枠やサッシを最新の素材に変更することで、熱伝導率が低くなり、外気温が室内に伝わりにくくなるので、断熱性が向上します。

また、最新のガラスを使用することで、外部の音を遮断し、防音性も改善されます。この方法は、窓の劣化が進んでいる場合や、開閉方向を変更したい場合に適しています。

さらに、省エネ性能に優れた仕様や、防犯機能を持つガラスに交換することも可能です。快適さや安全性が向上し、効果的な選択肢といえるでしょう。

【カバー工法】
カバー工法は、既存の窓枠をそのまま残し、その上から新しい窓枠とサッシを取り付ける方法です。
コストを抑えたい場合に効果的な工法で、窓枠を残すことで解体作業を短期間でできます。

窓枠の新設が不要なため、コストを抑えつつ窓の性能を高めることができます。外壁を傷つけずに作業をおこなえるため、防水処理の面でも問題なく施工できます。

さらに、カバー工法でも断熱性や防音性アップも期待できます。新しい窓に遮熱性能を備えたガラスを使用することで、室内の温度を保ちながら外気温の影響を受けにくくなります。
一方で、カバー工法には見た目やデザインの変更に制限があることもあります。窓の形状やサイズを大きく変更したい場合には、不向きな工法となるため、デザインに大きな変更を求める場合は別の工法を検討しましょう。

【内窓設置】
内窓設置は、既存の窓の内側に新たな窓を取り付ける方法です。内窓の設置により、窓と窓の間に空気層が生まれ、これが断熱効果を発揮します。

その結果、室内の温度が外気に影響されにくくなり、冷暖房効率が向上します。また、空気層が音の伝わりを抑えるため、外部からの騒音や室内の音の漏れも減少し、防音性の向上も期待できます。

内窓設置では、熱を通しにくい「Low-Eガラス」や、複層ガラスなど特殊なガラスを選ぶこともできます。これらのガラスを使用することで、断熱性や防音性が期待できます。ただし、内窓が二重になるため、鍵の開け閉めが面倒になったり清掃がしにくい面もあります。※Low-Eガラスとは、特殊金属膜で熱の放射を抑え、断熱・遮熱効果を持つ高機能省エネガラスのこと。

【ガラス交換】
ガラス交換は、サッシ枠をそのまま残し、ガラスだけを交換する方法です。ガラスを断熱ガラスや防犯ガラスなど、性能の高いものに変更することで、窓の性能を大幅に改善できます。

ガラスの交換は、既存の窓枠に合わせておこなうため、外観を変更したくない方や、建物のデザインを損ねたくない場合にもおすすめです。ガラス交換に必要な材料や作業は限られているため、他のリフォーム方法と比較してコストが抑えられ、予算内で性能向上を実現できます。

種類別の費用と工期


ここでは、それぞれの費用感や工期の目安を紹介します。ただし、費用や工期はそれぞれの家屋の条件によって大きく異なるため、あくまで目安程度にご覧ください。

【まるごと交換の費用と工期】
そっくり交換の場合、1窓あたりの費用はおおよそ10~20万円程度が相場です。窓が大きかったり、特殊な形状をしていたり、使用するガラスやフレームの素材が高価な場合は、費用がもう少し高くなります。

既存の窓を取り外して新しい窓を正確に設置する作業が含まれるため、工期は1窓あたり2~4日程度で、家全体の窓を交換する場合は数日間の工事期間が必要となることがあります。窓枠やサッシの取り替えが必要な場合、さらに窓周辺の壁紙の貼替の作業がある場合は時間がかかります。

【カバー工法の費用と工期】
カバー工法の場合、1窓あたりの費用は5~15万円程度が相場です。既存の窓枠をそのまま使用するため、枠の取り替え作業が不要になり、そっくり交換よりも費用が抑えられることが多いでしょう。

工期は1窓あたり1~2日程度で完了します。家全体の窓をカバー工法でリフォームする場合も、数日で作業が終わることが一般的です。


【内窓設置の費用と工期】
内窓設置の場合、1窓あたりの費用は3~10万円程度です。使用するガラスの種類や性能によって費用は異なりますが、断熱や防音効果を高めるために高性能なガラスを選ぶと、費用が増加します。

工期は1窓あたり1日程度で、工事は比較的短期間で完了します。内窓は既存の窓の内側に取り付けるだけのシンプルな作業で、作業の工程が少なく効率的に進められます。作業員が一度に複数の窓を施工できるため、短期間でリフォームを完了させることができます。

【ガラス交換の費用と工期】
ガラス交換の場合、1窓あたりの費用は3~8万円程度が相場ですが、ガラスの種類によって費用は変動します。

ガラスの交換作業自体が比較的短時間で済むため、1窓あたり半日~1日程度で完了します。ガラス交換は既存の窓枠をそのまま使用するため、窓枠の新設や大規模な工事が不要で、作業工程が簡素化され作業が迅速に行われます。

まとめ


窓リフォームは、生活環境を改善するための有効な手段です。目的に応じて最適なリフォーム方法を選ぶことで、快適で効率的な空間を作り出すことができるでしょう。

それぞれのリフォーム方法には、目的や予算、工期に応じたメリットやデメリットがあります。リフォームの効果を最大化するために、各方法の特徴を理解し、自分の暮らし方や希望にあった方法を選びましょう。

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2025.05.31

空き家のリフォームはどうすれば良い?費用や知っておくべき失敗例をご紹介!

近年、少子高齢化に伴い、空き家の増加が社会問題となっています。相続などで空き家を抱え、活用に悩む方も多いでしょう。この記事では、空き家リフォームの費用相場や目的別ポイント、失敗例と対策を解説します。

空き家リフォームにはいくら費用がかかる?


空き家のリフォームにかかる費用は、建物の状態やリフォームの内容によって変動します。ただし、費用は条件によって大きく異なります。詳しい費用は、リフォーム会社や工務店に確認しましょう。

■フルリフォーム(一戸建て) の費用相場
一戸建ての全体の改修にかかる目安の費用は1,000~1,500万円程度です。間取り変更や耐震補強など大規模な場合は2,000万円を超えることもあります。

■部分リフォームの費用相場例
状態が良ければ部分的な工事で対応可能です。
水回り4点(キッチン・浴室・トイレ・洗面所):300万~400万円
壁紙貼替え:1,800~2,500円/平方メートル
床材増張(フローリング):2.5万~4.5万円/畳
外壁塗装:80万円~/平方メートル(※足場代別途 面積や塗料による)

資材費や人件費は変動するため、複数の専門業者から見積もりを取り、最新情報を確認しましょう。 国土交通省の「住宅リフォームの価格帯実態調査」なども参考になります。

費用を抑えるには?補助金・助成金を活用しよう


リフォーム費用を抑えるには、国や自治体の補助金・助成金制度の活用が有効です。
【補助金利用の注意点】
補助金制度を利用する際は、いくつかの重要な点に注意が必要です。制度内容は年度ごとに見直され、予算の上限に達すると早期に受付が終了してしまうことも少なくありません。

また、対象となる工事(たとえば耐震改修や省エネ改修など)や詳しい条件も年度ごとに大きく異なるため、ご自身の計画に適合するかを事前にしっかりと確認することが不可欠です。とくに申請のタイミングは非常に重要で、工事契約を結ぶ前に最新の情報を確認し、必要な申請手続きを済ませるようにしましょう。

<補助金制度の参考例>
以下は一例です。制度名や条件、期間等は変更されるため、ご自身でお住まいの自治体の最新公式情報をご確認ください。
例1:さいたま市の耐震化関連助成(※1) 旧耐震基準(目安:1981年5月31日以前の建築)の木造住宅の建替えや耐震改修工事費用の一部を助成する制度があります(例:建替え助成 上限60万円)。
参照:【令和7年度】耐震補強等助成事業(戸建住宅の耐震診断)

例2:埼玉県の住宅耐震化関連補助(※2) 耐震診断や耐震改修工事費用の一部を補助する制度があります(例:耐震改修費用の2/3を補助、上限額あり)。
参照:埼玉県内の住宅・建築物の耐震診断・耐震改修に関する補助制度等のご案内

自宅としてリフォームする場合のポイント


自宅として快適に暮らすためには、老朽化した設備の更新や、家族構成・ライフスタイルに合わせた間取りの変更が重要です。とくに水回りの設備を一新すると、生活の快適性が大きく向上します。

また、和室中心の間取りを広々としたリビングダイニングに変更するのも人気のリフォームです。ただし、当社では一概に和室をなくすことを推奨することはありません。和室には和室ならではの良さもあり、普遍的な支持を得ています。畳や漆喰壁には湿度を調整する機能もあり、和室ならではのメリットも多くあるのです。

リフォームする家の築年数が長い場合、耐震性の確認も不可欠です。リフォーム前に耐震診断を受け、希望の耐震基準を満たしていない場合は、必要に応じて耐震補強工事をおこないましょう。

さらに、断熱性や省エネ性能の向上も検討すべきポイントです。床下に断熱材を追加し、二重窓の設置などをおこなうことで、一年を通して室内温度に変化が少ない住環境をつくりやすくなります。

空き家リフォームの失敗例を知って対策


リフォームを成功させるためには、よくある失敗例とその対策を事前に知っておくことが大切です。

■失敗例1:前面道路が狭く、予定通りの工事ができなかった
前面道路が狭いために大型車両が進入できず、資材の搬入や重機の使用が制限され、計画していた工事内容の変更や追加費用が発生することがあります。
対策: 事前に施工店と現地調査をおこない、道路幅や搬入経路を確認しましょう。状況に応じて、小型の機材を使用したり、人力での作業を検討したりするなど、施工店と代替案をよく相談することが重要です。

■失敗例2:契約前に構造材の状態を確認せず、工事中に追加費用が発生した
建物の構造部分(柱や土台など)の劣化やシロアリ被害を契約前に確認しなかったため、工事開始後に問題が発覚し、予期せぬ追加補修費用が発生するケースもあります。
対策: 契約前に施工店またはインスペクションなどの専門家による調査を実施し、構造材の劣化状態を詳細に把握しましょう。これにより、後々のトラブルや追加費用を防ぐことができます。また、もし支柱などが腐朽していた場合はどれくらい費用がかかるのかを確認しておきましょう。

■失敗例3:予測していた補助金や助成金が使えなかった
補助金や助成金の利用を前提にリフォームを進めたものの、申請条件を満たしていなかったり、申請期限を過ぎてしまったりして、結果的に支援を受けられないことがあります。
対策: 補助金制度は自治体ごとに内容や条件、期間が異なります。リフォーム計画の初期段階で、各自治体の公式ウェブサイトや窓口で最新情報を確認し、申請条件や期限を守りましょう。不明な点は早めに行政に相談することが肝心です。

まとめ


今回は、空き家リフォームの費用、目的別のポイント、そして失敗例とその対策について解説しました。自治体の補助金や助成金を活用できる場合もありますので、お住まいの地域の情報を調べてみてください。正しい知識を得られれば、失敗しないリフォームが実現します。

玄関ドアは、住まいの顔であると同時に、断熱性や防犯性など、暮らしの快適さや安全性を左右する重要なパーツです。YKK APの玄関ドアは、優れた機能性と多彩なデザインで、リフォームの選択肢として注目されています。この記事では、YKK APの玄関ドアリフォームの特徴やメリット、そして選び方のポイントを解説します。

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2025.05.27

YKK APの玄関ドアリフォームの特徴とは?メリットと選び方を解説!

玄関ドアは、住まいの顔であると同時に、断熱性や防犯性など、暮らしの快適さや安全性を左右する重要なパーツです。YKK APの玄関ドアは、優れた機能性と多彩なデザインで、リフォームの選択肢として注目されています。この記事では、YKK APの玄関ドアリフォームの特徴やメリット、そして選び方のポイントを解説します。

YKK APの玄関ドアリフォームの特徴



1. 優れた断熱性能と省エネ効果
高断熱な玄関ドアは、外気温の影響を抑え、冷暖房効率を高めます。YKK APでは、アルミと樹脂を組み合わせた複合構造や、断熱材を充填したドアパネル、高性能な複層ガラス(Low-E複層ガラス)などを採用し、優れた断熱性能を追求しています。

扉厚のある断熱ドアシリーズでは、熱の出入りを大幅に低減し、年間を通じた光熱費削減も期待できます。製品によっては熱貫流率が非常に低いモデルもあり、快適な室温維持に貢献します。気密性を高める構造も、省エネ効果を後押しします。※熱貫流率とは、熱の伝わりやすさを示す数値で低いほど高性能。

2. 安心感を高める充実の防犯機能
家族の安全を守るため、YKK APの玄関ドアにはさまざまな防犯機能が搭載されています。具体例として、鍵を携帯しているだけで施解錠できる「スマートコントロールキー」(ポケットキーやピタットキーなど)は、利便性と防犯性を両立しており、顔認証で解錠できるタイプも登場しています。

また、壊されにくい工夫を凝らした錠前や、不正開錠を防ぐ構造、強度のあるドア本体やガラス(防犯合わせガラスなど)の採用により、侵入リスクの低減を図っています。

3. 住まいに調和する多彩なデザイン・カラー
玄関ドアは住まいの印象を大きく左右します。YKK APでは、モダン、ナチュラル、シック、クラシックなど、多様なデザインテイストの玄関ドアをラインナップ。

カラーバリエーションも豊富で、定番色からトレンドを取り入れた色合いまで選択可能です。住まいの外観やお好みに合わせて、最適なデザインを選べます。

失敗しない玄関ドアリフォームの選び方


1. ライフスタイルに合わせた機能を選ぶ
家族構成や暮らし方に合わせ、必要な機能を優先しましょう。
お子様や高齢の方がいるご家庭:指挟み防止機能付きのドアや、軽い力で開閉できるハンドル、段差の少ない下枠などが安心です。防犯性の高い鍵も重要です。
利便性重視の方:スマートキーや顔認証キーが最適です。鍵を取り出す手間が省け便利です。
ペットと暮らすご家庭::YKK APの室内ドア「ラフォレスタ」シリーズにはペットドア付きの製品もあります。※ペットがドアに挟まって怪我をしないように、使用の際は注意しましょう。
2. 家の外観と調和するデザインを選ぶ
住まいの外観や内装デザインと調和するドアを選ぶことがおすすめです。色や素材感、窓の有無や形状で、玄関の印象は大きく変わります。YKK APのウェブサイトでは、デザインシミュレーションができる場合もあるので活用してみましょう。
3. 予算と優先順位を明確に
必要な機能、好みのデザインを選んだあとは、予算とのバランスも考えましょう。高断熱・高防犯なドアは魅力的ですが、その分価格も上がります。どこに重点を置くかを決めましょう。
省エネ性能の高い玄関ドアへのリフォームは、国や自治体の補助金制度の対象となる場合があります。利用できる制度がないか、リフォーム会社や自治体に確認してみましょう。

短期間で費用をおさえたドアリフォームなら、カバー工法がおすすめ


玄関ドアリフォームでは「カバー工法」が主流です。これは、既存のドア枠を残し、その上から新しいドア枠とドアを被せて設置する方法です。

メリット: 壁や床を壊す大規模な工事が不要なため、多くの場合、施工は1日程度で完了します。費用も比較的抑えられ、騒音や粉塵も少ないのが利点です。

デメリット: 既存の枠の腐食が著しい場合などは適用できないことがあります。また、開口部のサイズがわずかに小さくなる場合があります。事前に専門業者による現地調査と診断が不可欠です。下枠の段差が気になる方もいるので斜めの形状になっています。

リフォーム費用は、ドアのグレード、機能、デザイン、工事の状況によって変動します。目安として、片開きドアの場合、製品代と施工費を合わせて45万円からが一般的ですが、高機能な製品やオプションを選択すると価格は上がります。

まとめ


YKK APの玄関ドアリフォームは、断熱性、防犯性、デザイン性を向上させ、住まいの快適性と価値を高める有効な手段です。特にカバー工法なら、比較的短期間で効率的にリフォームが可能です。

ご自身のライフスタイルや住まいに最適な機能とデザインを選び、信頼できる専門業者に相談しながら、満足のいく玄関ドアリフォームを実現しましょう。最新の製品情報や詳細については、YKK APの公式サイトやカタログをぜひご確認ください。

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2025.05.22

お風呂掃除がしやすいメーカーはどこ?各お風呂メーカーの特徴をご紹介!

お風呂掃除は日々の家事の中でも特に手間がかかり、面倒に感じる作業です。そのため、掃除をできるだけ楽にできる環境を整えることで、より快適な生活を実現できます。そこで今回は、お風呂掃除を楽にするために知っておきたい、掃除しやすい素材や機能を備えたメーカーを紹介します。

掃除しやすいお風呂の素材



お風呂掃除のしやすさは、使用されている素材に大きく影響されます。汚れや水垢が付きにくい素材や、汚れが落ちやすい特性を持つ素材を選ぶことで、掃除の手間が大幅に軽減されます。これにより、日々のお手入れが簡単になり、時間や労力を節約できるだけでなく、お風呂を常に清潔に保てます。以下で、掃除しやすいお風呂の素材を紹介します。

【撥水性のある素材】

撥水性のある素材は水滴が表面に残らず、すぐに流れ落ちる特性があるため、汚れが付着しにくくなります。これにより、撥水性の低い素材に比べて掃除が楽になります。とくに、タイルや壁面に撥水加工が施されている場合、カビや水垢の発生を防ぐ効果があります。撥水性が高い素材は、掃除後に水が残らずすぐに乾燥するため掃除後の手間が減り、清潔さを維持しやすくなります。

【抗菌性素材】

抗菌性の素材は、バクテリアやカビの発生を抑える効果があります。お風呂場は湿気が多く、カビや雑菌が繁殖しやすい場所ですが、抗菌性素材を使用することでこれらの問題を防げます。汚れが付着しにくいため、掃除後の清潔感が長持ちします。ただし、抗菌性素材を使用していても、定期的な掃除は必要です。抗菌性は完璧にカビや雑菌を防ぐわけではないため、日々の掃除やカビ取りはおこなうようにしましょう。

掃除しやすいお風呂メーカーをご紹介


掃除のしやすさを重視したお風呂の製品を提供しているメーカーには、それぞれ独自の工夫や特徴があります。続いて、掃除を簡単にするための素材選びや機能に注力している代表的なメーカーを紹介し、どのようにお風呂掃除の負担を軽減できるのかを紹介します。

*タカラスタンダード
タカラスタンダードのバスルームは、「ホーロークリーン浴室パネル」による掃除のしやすさが魅力です。ホーローはガラス質と金属を850℃の高温で焼き付けた素材で、傷や湿気に強く、水アカや皮脂汚れが染み込みません。ゴシゴシこすらなくてもサッと拭くだけで汚れが落ち、カビも発生しにくいです。

さらに、壁にマグネットが付くため、掃除道具を自由に配置できるのも掃除のしやすさにつながります。長年使っても劣化しにくく、美しさをキープできる点が大きな特徴です。

加えて、タカラスタンダードのバスルームにはオートウォッシュ機能(浴槽自動洗浄)も搭載されています。この機能を使えば、スイッチひとつで浴槽内を自動で洗浄し、排水までおこなってくれるため、面倒な浴槽掃除から解放されます。

お湯を抜いた後に自動で洗剤を噴射し、浴槽のすみずみまで洗い流してくれるので、いつでも清潔で快適なバスタイムを実現できます。

*TOTO
TOTOは、長年の技術と経験を活かし、掃除が非常に簡単なお風呂を提供しています。
とくに「ほっカラリ床」は、汚れが付きにくく、手入れが容易な機能が特徴です。

「ほっカラリ床」は、非滑り加工と乾きやすい「カラリ床」を使用しており、水はけが良く、速乾性が高い素材で作られています。

さらに、TOTO独自の「浴槽洗浄システム」も注目すべき機能のひとつです。このシステムは、ボタン一つで浴槽内を自動で洗浄してくれるため、日々の掃除の手間が軽減します。洗剤を自動で噴霧しすみずみまで洗い流すことで、いつでも清潔な浴槽を保てます。

*クリナップ
クリナップのバスルームは、掃除のしやすさを重視したデザインと素材選びが特徴です。
壁面や床には、簡単に汚れを拭き取れる加工が施されており、掃除しやすくなっています。

「足ピタフロア」と呼ばれる浴室の床は、溝が浅いため掃除の際にスポンジが奥まで届きやすく、汚れを取り逃しません。さらに高い撥水性を持っているため、そもそも汚れが貯まりにくくなっています。

クリナップは洗面化粧台で有名なメーカーであるため、洗面化粧台で培った防汚性や撥水性がバスルームにも活かされているのが特徴です。また、排水溝の「クリンへキャッチャー」は親水性のコーティングが施されたステンレス素材で、溜まった髪の毛を捨てる際に片手でサッと処理できる点がメリットです。

*LIXIL
LIXILも、掃除しやすいお風呂を提供するメーカーとして知られています。とくに「アライズ」シリーズのバスルームは、掃除のしやすさに配慮された構造が特徴です。

たとえば、カウンターはまるごと取り外しが可能で、普段は手が届きにくい裏側の掃除も簡単におこなえます。また、床には特殊な表面処理が施されており、汚れが付きにくく、スポンジでこすることで簡単に掃除できるようになっています。


*Panasonic
Panasonicの「リフォムス」シリーズは、掃除のしやすさを追求した全体的な設計が特徴です。床の隅に目地がない「スミピカフロア」は、スポンジやブラシが届きやすく、水がたまりにくい設計です。

また「ささっとキレイ排水口」は髪の毛が集まりやすく、捨てやすい形状のステンレス製ヘアキャッチャーを備えています。

さらに、表面のフッ素系特殊コーティングが汚れを防ぎ、約10年間汚れにくい効果が持続するとされています。浴室全体の換気機能も強化されており、湿気を効率よく取り除くことでカビの発生を防ぎます。

お風呂掃除を楽にするために


バスルームの清潔さは、掃除のしやすいお風呂選びだけでなく、日々の使い方によっても変わります。浴室の汚れは放置すると落としにくくなるため、日頃からカビや水アカを防ぐ工夫をしておくことも大切です。無理なく続けられる方法を取り入れながら、快適なバスルームを保ちましょう。

*使用後はシャワーで流す
お風呂を使った後に壁や床をシャワーでさっと流すだけで、汚れや水アカの蓄積を抑えられます。しかし、浴室の素材によっては水滴が残りやすい素材もあるので注意しましょう。具体的にはタイルやざらつきのある加工が施された壁や床は水が溜まりやすく、カビの原因になりやすい傾向にあります。

その場合は、シャワーで流すだけでなく水切りワイパーを使って拭き取ると、清潔な状態を保てます。一方、撥水性のあるパネル素材が使われている浴室は水滴が残りにくくなっています。お風呂上がりに冷水をかけて浴室の温度を下げると湿気がこもりにくくなり、カビの発生を抑えられます。

*乾燥機・換気扇を活用する
入浴後に湿気を取り除くことは、カビの発生防止において重要です。そのため、使用後は換気扇や浴室乾燥機を使い、適切に換気をおこないましょう。

最近のバスルームには浴室暖房乾燥機を備えたものが増えています。これらの機能を使うことで浴室の湿気が溜まりにくくなり、カビや水アカの発生を抑えやすくなります。掃除の手間を減らすためにも、換気を習慣化し、湿気対策を徹底しましょう。

* こまめな掃除を習慣にする
短時間の掃除を習慣化することで、汚れの蓄積を防ぎ、面倒な掃除の頻度を減らせます。
お風呂上がりに壁や床の水滴をサッと拭き取るだけでも、カビや水垢の発生を抑えられ、清潔な状態を維持しやすくなります。

使いやすい掃除道具を手の届く場所に置いたり、入浴後のついでに掃除をする習慣をつけたりすると、無理なく継続できます。こうした毎日の手入れが、快適な浴室環境を保つカギとなります。

まとめ


お風呂掃除の負担を減らすには、水はけがよく汚れが付きにくい浴室設備を選び、日々の手入れを習慣にすることが効果的です。各メーカーの特徴を理解して取り入れ、少しの手間で常にキレイを保てる清潔な浴室を実現できると良いですね。掃除しやすい設備を選び、日々の簡単な手入れを続けることで、掃除の負担を減らしながら快適なバスルームを保ちましょう。

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2025.05.15

2025年の建築基準法改正とは?変更点をわかりやすく解説します

2025年4月に建築基準法が改正されました。今回の改正ではいわゆる「4号特例の縮小」や「省エネ基準適合義務化」などが改正のポイントです。本記事では、2025年建築基準法の改正について、ポイントやリフォームへの影響を解説します。

2025年建築基準法改正の背景


今回の建築基準法の改正には、地球温暖化への対策が背景にあり「省エネ対策」「木造化の促進」「耐震基準の強化」を主な目的としています。カーボンニュートラルの推進や自然災害に強い建物の整備が求められるなか、従来の基準では対応しきれない課題を解決するための改正となっています。

*省エネ対策
近年、地球温暖化やエネルギー消費の問題が深刻化しており、建築物の省エネ性能向上が強く求められています。そのため、2025年の改正では、住宅や非住宅建築物の省エネ基準適合が義務化されます。

これまでは、延べ床面積300㎡未満の小規模建築物は省エネ基準の適用外とされていました。しかし、改正後は小規模な建築物でも省エネ基準の適合が必須となり、断熱性能や設備のエネルギー効率などを満たす必要があります。

そのため、リフォームにおいては、既存住宅の断熱改修や高効率設備の導入が推奨される見通しです。

2025年建築基準法改正の重要なポイント


次に、リフォームをする際に知っておきたい重要な変更のポイントをピックアップして解説します。

*4号特例の縮小
従来では、4号建築物である木造2階建てや平屋などの小規模建築物は、4号特例によって建築確認検査が簡略化されていました。建築確認検査とは、着工前に建築物が建築基準法に適しているか判断する行政による検査です。

しかし、改正により4号建築物は新2号建築物と新3号建築物に分類されることになります。

・新2号建築物:木造二階建てもしくは木造平屋建てかつ延床面積200㎡超
・新3号建築物:木造平屋建てかつ延床面積200㎡以下

建築基準法改正に伴い導入される「新2号建築物」については、所在地に関わらず、すべてのケースで建築確認及び完了検査の手続きが必須となります。従来の特定行政庁が指定する区域外における審査省略制度(4号特例における一部図書の省略など)は、この新2号建築物には適用されません。

そのため、建築確認申請の際には、従来の申請書類や図面に加え、構造計算に関する書類や省エネルギー基準への適合を示す書類の提出も求められるようになります。一方、「新3号建築物」に関しては、これまでの4号建築物と同様の扱いとなり、いわゆる「4号特例」による建築確認や検査手続きの簡略化が引き続き適用されます。

*構造・省エネ図書提出の必要性
建築基準法の改正と同時に、建築物省エネ法の改正もおこなわれます。こちらの省エネ基準適合義務化に伴い、建築確認の際に省エネに関する図書の提出が求められるようになります。具体的には、断熱材の性能や設備機器のエネルギー消費量などを記載した省エネ計算書の提出が必須となります。

2025建築基準法改正がリフォームに及ぼす影響


ここでは、実際にリフォームをする際に感じる、建築基準法改正の影響を解説します。

【デメリット】
*建築確認申請の手間が増える可能性がある
今回の改正で4号特例が縮小されることにより、従来は申請不要だった小規模な木造建築の改修でも、建築確認申請が必要になるケースが増えます。

たとえばこれらのリフォームをおこなう場合、新たな基準に適合していることを証明する書類を提出しなければなりません。

・階段の位置や段数の変更を目的としたかけ替え
・壁を撤去する間取り変更
・増築による床面積の拡大
・耐震補強を目的とした構造変更
・屋根のふきかえ※カバー工法による改修は含みません
・大規模な外壁の改修工事

リフォームの計画段階から設計事務所や工務店との調整が必要になり、申請にかかる期間も長くなるでしょう。

*リフォーム費用が増える可能性がある
改正後に、建築確認申請が必要になるとリフォーム費用が増える可能性があります。具体的には、図面がない建物の場合は天井や壁の構造を確認するために追加工事が必要となります。また、改正後の建築基準に適合しない建物については、適合するように追加工事をおこなわなければいけません。

【メリット】
*省エネ性能向上による費用削減
一方で、省エネ基準適合が義務化されることで、良い影響もあります。住宅の省エネ性能が向上することで、長期的には光熱費の削減につながる可能性があります。

高断熱窓や断熱材の強化による冷暖房費の削減などを実現することで、エネルギー消費量が抑えられ電気代やガス代の節約につながります。

*耐震性向上により得られる安心感
改正により、耐震基準の強化も進められるため、リフォームの際に耐震補強が求められるケースが増えます。とくに1981年以前の旧耐震基準で建てられた建物では、新耐震基準に適合するよう補強工事が必要になる可能性が高いといえます。

耐震補強には費用がかかりますが、地震による倒壊リスクを軽減させ、いざというときでも安全性の高い建物にすることが可能です。

まとめ


2025年の建築基準法改正により、リフォームにも大きな影響が出ることが予想されます。リフォームを検討している方は、変更点を押さえ計画的に進めるようにしましょう。法改正のリフォームへの影響についてさらに詳しく知りたい方や、お悩みをお持ちの方は当社までお気軽にご相談ください。
2025.04.05

クリナップ「ラクエラ」の人気色とは?各シリーズの特徴もご紹介!

「毎日使う場所だからこそ、デザイン性・機能性・耐久性に全部こだわりたい!」そんな欲張りな願いを叶えるのが、クリナップのシステムキッチン「ラクエラ」です。

豊富なカラーバリエーションと、長く使えるタフさを兼ね備えた「ラクエラ」は、従来のキッチンを「最高のキッチン」へとアップグレードさせてくれるでしょう。この記事では、「ラクエラ」の魅力と実力、そして人気のカラーを紹介します。クリナップのキッチン選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。

クリナップ「ラクエラ」の特徴


クリナップの「ラクエラ」は、スタイリッシュなデザインに加え、傷や汚れがつきにくいワークトップや水はけの良いシンクを採用しています。また、掃除がしやすいレンジフードなどの工夫が施されており、長く快適に使えるキッチンです。

まずは、ラクエラの魅力についてお伝えします。

【豊富なカラーバリエーション】
ラクエラの魅力のひとつは、豊富なカラーバリエーションです。26色から好きな色を選べるため「落ち着いた雰囲気で飽きがこない」「部屋が明るくなるような色合い」など、幅広いニーズに応えられます。木目調やモノトーン、ナチュラルな風合いなど、さまざまなスタイルが揃っており、インテリアや好みに合わせて自由に選べます。木目調や暖色系のあたたかみのある色合いは部屋の雰囲気を明るくするでしょう。

また、光沢仕上げは高級感を引き立て、光沢を抑えた質感は落ち着いた印象を与えるなど、表面の加工にも工夫が施されています。汚れや指紋が目立ちにくい仕様も用意されており、デザインだけでなく日常の手入れのしやすさにも配慮されています。多彩な選択肢のなかから、家族のライフスタイルにあったデザインを見つけられるのも、ラクエラならではの魅力です。

クリナップの公式サイトでは、カラーシミュレーションが可能です。実際の色合いを確認できるため、イメージが膨らむでしょう。
カラーシミュレーション

【高い機能性】
ラクエラの「美・サイレントシンク」は、水はね音を抑える静音設計と、傷や水垢がつきにくい「美コート加工」が施されています。これにより、掃除の手間が軽減され、清潔な状態を保ちやすくなります。また、レンジフードは静音性に優れたシロッコファンと、排気効率の高いターボファンがあり、料理中の煙や臭いを素早く排出して快適なキッチン環境が維持できます。

収納面では、3段扉割構成を採用し、収納の自由度が高いのが魅力。また、引き出しには静かでスムーズな動作を実現する「サイレントレール」を採用しています。調理機能面では、ガスコンロに温度調節機能を搭載し、IHクッキングヒーターのような精密な火力コントロールを実現しています。弱火や中火を一定に保つ機能があるため、煮込み料理も焦げつきにくく、火加減の調整が容易です。これらの機能を備えたラクエラは、日々の料理を快適にし、キッチンでの時間をより楽しいものにしてくれます。

【高品質な素材と高い耐久性】
ラクエラは、優れた耐久性と高品質な素材を採用し、長く快適に使える設計が魅力です。ワークトップに使用されているアクリストンは、衝撃に強く割れにくいうえ、調味料や洗剤による変色が起こりにくくなっています。一方、ステンレス製ワークトップは、ドット柄のコイニング加工によって細かい傷が目立ちにくく「不動態被膜」の働きで錆びや腐食にも強いのが特徴。また、キャビネットには、耐摩耗性に優れた低圧メラミン化粧板を採用し、表面が硬く傷がつきにくくなっています。

ラクエラの各シリーズの特徴


ラクエラは、使いやすさとデザイン性を兼ね備えた多彩なシリーズが揃っており、どのシリーズを選んでも、収納力や使い勝手が優れていることは変わりません。家族のライフスタイルにあう色や素材を選ぶことで、理想のキッチンを実現することができます。以下では、各シリーズの魅力的な特徴をお伝えします。

【コンフォートシリーズ】
コンフォートシリーズには、全13色のカラーバリエーションがあります。

▼コンフォートシリーズのカラーイメージ一覧
・清潔感:アコードホワイト
・爽やか:アコードミントグリーン
・柔らかな印象:アコードロゼ
・温かみ:カフェウッドブレンド
・落ち着いた印象:ミストアッシュ
・明るい:ライトオーク
・色に深み:ダークウォールナット
・北欧風:トリュフメープル
・シック:ズラチナオーク
・上品で親しみやすい:トッコモカクリーム
・都会的:トッコアイアングレー
・涼しげ:トッコアッシュブル
・クラシカルな魅力:トッコアンティーク

これらの豊富なラインナップは、艶消しや光沢仕上げなどの異なる質感で表現され、キッチンを家具のように空間全体と調和させます。自分らしいキッチン空間を創造したい方にとって、理想的な選択肢となります。

コンフォートシリーズの詳細はこちら

【グランドシリーズ】
グランドシリーズには、全8色のカラーバリエーションがあり、組木や大柄の大理石、ブリーチしたチーク材など、天然素材の特徴が取り入れられています。「チークホワイトクロレ」や「ルーナストーンダーク」、「ウォールナットブロック」は、温かみのある色合いがどんな空間にも自然に溶け込みます。

また、「ラスティグレージュ」や「ラスティチャコール」は、石や金属の風化した質感を繊細に表現し、ヴィンテージ感のある仕上がりが特徴で、空間に深みを与えます。「グラセウッドホワイト」、「グラセウッドグレージュ」、「グラセウッドチャコール」の鏡面仕上げの木目柄は、自然な風合いと洗練された美しさを兼ね備えています。これらの色合いはどの空間にも柔らかく調和し、豊かな表情を加えるため、さまざまなインテリアスタイルに適しています。

グランドシリーズの詳細はこちら

【シンシアシリーズ】
シンシアシリーズには、全5色のカラーバリエーションがあり、やさしく親しみやすい上品な質感のつや消し扉が特徴です。これらの扉は、どんなインテリアにもフィットし、落ち着いた雰囲気を演出します。「トーンホワイト」や「トーンチャコール」は、シンプルでありながらも洗練された印象を与えます。

「ペールウッド」「モカウッド」「チャコールウッド」のタテ柄の木目扉も揃い、素朴な木の風合いをしっかりと表現しています。これらの木目扉は、すっきりとしたデザインが特徴で、空間にナチュラルな温かみを加えます。どの色も、さまざまなインテリアに溶け込み、空間全体に調和をもたらします。

シンシアシリーズの詳細はこちら

ラクエラの人気色は?


ラクエラにはさまざまなカラーバリエーションがありますが、なかでも人気の高いカラーは、多くの人に選ばれる理由があります。

【グラセウッドグレージュ】
木目調のやさしい風合いと上品なグレージュカラーが特徴です。ナチュラルな雰囲気を持ちながらも、シックで洗練された印象を与えるため、幅広いインテリアにマッチします。空間にさりげないアクセントを加える効果があり、汚れが目立ちにくい点も人気の理由のひとつです。

グラセウッドグレージュの実例はこちら

【グラセウッドホワイト】
清潔感のある「グラセウッドホワイト」は、シンプルながらも温かみのあるデザインが魅力です。繊細な木目の風合いが施されて、どんなインテリアにも溶け込みやすいのが特徴です。シンプルながらも温かみのあるこのカラーは、ナチュラルな空間を好む方や、明るく開放感のあるキッチンを求める方にぴったりです。ただし、明るい色調のため汚れが目立ちやすい側面もあります。

グラセウッドホワイトの実例はこちら

【サックスオーク】
「サックスオーク」は、落ち着いたグレー系の木目カラーで、北欧風のインテリアにもよくあいます。和風にも洋風にも馴染むため、カラーコーディネートがしやすい点も特徴です。
大人っぽい空間を演出したい方や、シックでモダンな雰囲気を求める方に人気があります。
個性的なカラーを取り入れたい方や、アクセントをつけたい方におすすめです。

サックスウォークの実例はこちら

【カフェウッドモカ】
「カフェウッドモカ」は、マットな質感とヴィンテージ風の木目柄が特徴のカラーです。
カフェのような落ち着いた雰囲気で、シックかつナチュラルな空間を演出します。ステンレスのワークトップとの相性が良く、フローリングや壁との色合わせで、より都会的なキッチン空間を作り出せます。

カフェウッドモカの実例はこちら

まとめ


クリナップのラクエラは、機能性とデザイン性を兼ね備えたキッチンで、豊富なカラーバリエーションと高い機能性も魅力です。人気のカラーにはナチュラルなものが多く、洗練された空間を好む方に好まれます。機能面では、日常的な使いやすさにも配慮されています。ワークトップやシンクの素材、収納など細部までこだわった製品です。魅力的な製品が多い、クリナップのキッチンです。

キッチン選びにお悩みの方は、ぜひショールームまで足を運んでみるのがおすすめです。自分で選ぶのが難しいという方は、ぜひ田口住生活設計室にご相談ください。それぞれのご家庭にあう製品を一緒に探します。ぜひお気軽にお問い合わせください。


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2025.03.31

2025年子育てグリーン住宅支援事業とは?申請条件と注意点について解説

住宅のリフォームには、相応の費用がかかるのが一般的です。その費用負担を軽減する制度の一つとして、子育てグリーン住宅支援事業が存在します。この制度は、特定の条件を満たすリフォーム工事に対して補助金が支給されるもので、地球温暖化対策と、子育て世帯や若年夫婦世帯の住環境向上を目的としています。この記事では、2025年の子育てグリーン住宅支援事業の概要や申請条件などについて解説します。

子育てグリーン住宅支援事業とは


まずは、子育てグリーン住宅支援事業とはの概要について解説します。

【事業の概要と目的】
子育てグリーン住宅支援事業は、地球規模での温暖化対策を推し進めると同時に、子育て世代や若い夫婦の住環境を向上させるための国の取り組みです。2050年までに温室効果ガスの排出量を実質ゼロにするという目標達成に貢献するため、住宅の省エネルギー性能を高めることが求められており、この事業はその重要な柱の一つとして位置づけられています。

この制度を活用することで、一定の省エネ基準を満たす住宅の新築や改修を行う際に、経済的なサポートを受けることが可能です。具体的には、高性能な断熱材の導入や省エネ性能に優れた窓への交換などが支援の対象です。これらの工事をおこなうことで、住宅のエネルギー効率が向上し、日々の光熱費の削減にもつながると考えられています。

【補助金の金額】
補助金の金額は、工事内容ごとに定められた補助額の合計が支給され、必須工事をどれだけおこなったかによって補助額の上限が決まります。必須工事3つをすべておこなった場合は60万円、いずれか2つをおこなった場合は40万円が上限となっています。

▼必須工事
①ZEH水準の省エネ性能を実現できる開口部の断熱リフォーム
②躯体の断熱リフォーム(最低使用量が定められています)
③エコ住宅設備の設置

▼付帯工事(任意でおこなう工事のこと)
①子育て対応改修
②防災性向上改修
③バリアフリー改修
④空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
⑤リフォーム瑕疵保険等への加入

【子育てエコホーム支援事業との違い】
子育てグリーン住宅支援事業と似ている補助金制度として、子育てエコホーム支援事業があります。2024年度に住宅の省エネルギー化を目的として実施されたものが子育てエコホーム支援事業で、子育てグリーン住宅支援事業は後継事業です。
主な違いとしては、子育てエコホーム支援事業は子育て世帯や若者夫婦世帯向けに利用しやすい制度になっており、住宅の省エネ基準が緩和されて、補助対象が広いのが特徴でした。2025年の子育てグリーン住宅支援事業は補助対象は全世代が対象で、必須工事の数で補助金の金額がかわります。

子育てグリーン住宅支援事業の申請条件


次に、子育てグリーン住宅支援事業の申請条件について解説します。

【リフォームの主な申請条件】
・人が現に居住している住宅、または過去に人が居住していること
・申請者が所有する住宅であること
・リフォーム工事の請負契約時点で、住宅の居住開始から1年以上経過していること
・リフォーム後の住宅が一定の省エネ性能を有すること
・必須工事が実施されていること(ZEH水準を満たす断熱改修、エコ住宅設備の設置)

なお、新築住宅の取得における主な申請条件は「申請者が子育て世帯または若者夫婦世帯であること」「取得する住宅が一定の省エネ性能(ZEHレベルなど)を有すること」などが挙げられます。

【申請期間】
補助金の申請対象となる期間は、2024年11月22日以降にリフォーム工事に着手されたものから対象となります。終了予定日は、2025年12月31日です。しかし、申請期間は予算額が上限に達した時点で終了となりますので早めに検討することをおすすめします。

【申請における注意点】
補助金の申請をスムーズに行うために、以下のポイントを押さえておきましょう。

①申請は施工業者がおこなう
補助金の申請は、工事発注者(お客様)に代わり、交付申請等の手続きを代行する(事業登録された)施工業者がおこないます。

そのため、リフォームを依頼する際には、施工業者が「子育てグリーン住宅支援事業」の登録事業者であるかどうかを確認しましょう。

◎田口住生活設計室も登録事業者になりますので、補助金の申請をお考えの場合はお気軽にご相談ください。

②補助金の受け取りまでは時間がかかる
補助金を申請するのは、すべての工事が完了したあとです。工事に関わる費用に関しては、施工店に一度支払い、補助金の交付が決定してから、施工店に補助金が振り込まれます。2024年の実績では申請から交付決定まで10か月かかった事例もありました。

なお、業者が申請を代行するので、施主の個人情報を施工業者に渡す必要があります。工事前後の写真と、必要書類への記載が必要な場合もあります。

子育てグリーン住宅支援事業と他の補助金の併用はできる?


子育てグリーン住宅支援事業と他の補助金制度との併用について解説します。

【 基本は併用不可】
子育てグリーン住宅支援事業と類似する国の補助金制度との併用は、原則として認められていません。たとえば、「こどもエコすまい支援事業」「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)補助金」「長期優良住宅化リフォーム推進事業」などが該当します。これは、同一の工事に対して、国から二重に補助金が支給されることを防ぐためです。

【リフォーム分野では特例も】
ただし、リフォーム分野においては、一部例外があります。「先進的窓リノベ2025事業」「給湯省エネ2025事業」「賃貸集合給湯省エネ2025事業」といった、特定の建材・設備を対象とした制度との併用が可能です。

対象建材や設備が重複する場合は、性能要件を満たせば、両制度の併用が認められます。
同一工事請負契約・工期でも併用可能ですが、子育てグリーン住宅支援事業で補助対象となった工事と同一の内容の場合は重複して補助金を受け取ることはできません。

※例外的に併用が認められるケース
・それぞれ別の工事請負契約であれば、併用可能です。たとえば、同じ業者でも契約を分ける、異なる業者に依頼する、といったケースが該当します。
・補助対象の工事内容が重ならない場合。例:子育てグリーン住宅支援事業で「断熱改修」、他制度で「耐震補強」などが該当します。

いずれの場合も、細かい条件について十分確認のうえ申請することが大切です。

まとめ


今回は子育てグリーン住宅支援事業とは何か、そしてその申請条件とその他制度との併用について解説しました。補助金の対象となる工事には、省エネリフォームやバリアフリー化などが含まれますが、制度については複雑な部分もあるので、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。最新情報は公式ページでご確認ください。

2025年 子育てグリーン住宅支援事業 公式ホームページ
https://kosodate-green.mlit.go.jp/
2025.03.18

玄関ドアのリフォーム!引き戸から開き戸への変更で快適な住まいを実現

玄関ドアのリフォームで、引き戸から開き戸への変更をご検討中の方も多いのではないでしょうか。
使い勝手やデザイン、防犯性など、さまざまな点を考慮する必要がある重要なリフォームです。

今回は、リフォーム費用や工事方法、開き戸と引き戸のメリット・デメリット、ドアの種類選び、そして業者選びのポイントまで、玄関ドアのリフォームに関する情報を解説します。

玄関ドアを引き戸から開き戸への変更する前に知っておくべきこと



【リフォーム費用と相場】
引き戸から開き戸へのリフォーム費用は、カバー工法の場合、およそ30~50万円が相場です。ただし、使用するドアの種類、追加オプション工事の規模によって費用は大きく変動します。

たとえば、断熱性能の高い複層ガラスを採用したり、スマートキーを取り付けたりすると、追加費用が発生します。また、既存の開口部を大きく変更する必要がある場合も、追加費用がかかります。正確な費用を知りたいときは、業者に見積もりを依頼しましょう。

【カバー工法によるリフォーム手順と期間】
カバー工法は、既存のドア枠を撤去せずに、その上に新しい枠とドアを取り付ける工法です。そのため、壁を壊す必要がなく、工期が短縮され、比較的低コストでリフォームできます。

一般的な手順としては、まず既存のドア枠の寸法を測り、新しいドア枠とドアを選定します。次に、既存のドア枠に新しい枠を取り付け、ドアを設置します。最後に、周辺の仕上げを行い完成です。

カバー工法によるリフォーム期間は、通常1~2日程度で完了します。ただし、状況によっては、もう少し日数がかかる場合もあります。

【引き戸と開き戸のメリット・デメリットを比較】
引き戸と開き戸にはそれぞれメリット・デメリットがあります。引き戸は、開口部が広く取れるため、車椅子やベビーカーの利用者にとって使いやすく、重い荷物を持っていても開閉しやすいというメリットがあります。

一方、防犯性や断熱性、気密性においては開き戸の方が優れています。開き戸は、隙間が少ないため、防音効果も期待できます。しかし、開閉に必要なスペースが大きいため、狭い玄関には不向きな場合があります。ご自身の生活スタイルや家の状況に合わせて、最適なドアの種類を選ぶことが重要です。

【玄関ドアの種類と選び方のポイント】
玄関ドアには、片開き、親子、両開き、そして引き戸などさまざまな種類があります。片開きドアは最も一般的なタイプで、シンプルで価格も比較的安価です。親子ドアは、大きな扉と小さな扉を組み合わせたタイプで、大きな荷物や家具の搬入に便利です。両開きドアは、開口部が広く、開放的な印象を与えます。

それぞれのドアにはメリット・デメリットがありますので、家の間取りや生活スタイル、デザインの好みなどを考慮して、最適なドアを選びましょう。

【リフォームで機能性を向上し快適な玄関を実現】
玄関ドアのリフォームでは、機能性を向上させることも可能です。例えば、断熱性能の高いドアを選ぶことで、冷暖房効率が向上し、省エネルギー効果が期待できます。また、スマートキーシステムの導入により、鍵の開閉が容易になり、防犯性も高まります。

さらに、通風窓や採光窓を設けることで、玄関の通風や採光を改善できます。これらの機能を効果的に組み合わせることで、より快適で安全な玄関を実現できます。

玄関ドア選びのポイントと失敗しないための注意点



【デザインが希望するインテリアの雰囲気にあうか確認する】
玄関ドアのデザインは、家の外観全体の印象を大きく左右します。和風住宅には和風デザイン、洋風住宅には洋風デザインのドアを選ぶなど、家のスタイルに合ったデザインを選ぶことが重要です。
また、外壁の色や素材との調和も考慮しましょう。ドアの色や素材、デザインによって、家の印象が大きく変わります。

【断熱性・防犯性・気密性などの性能をチェック】
玄関ドアの断熱性、防犯性、気密性は、住まいの快適性と安全性を確保する上で重要な要素です。

・断熱性の高いドアは、冷暖房効率を向上させ、省エネルギーに繋がります。
・防犯性が高いドアは、不審者の侵入を防ぐ効果があります。
・気密性の高いドアは、外からの騒音や風の侵入を防ぎ、快適な室内環境を保ちます。

【業者選びと見積もりは慎重におこなおう】
リフォームを成功させるためには、信頼できる業者を選ぶことが不可欠です。業者に見積もりを依頼し、費用や工事内容、保証などを比較検討しましょう。また、業者の実績や評判なども確認することをおすすめします。契約前に、工事内容や費用についてしっかりと確認し、不明な点は質問することを心がけましょう。

【リフォーム後のメンテナンスについて事前に知っておく】
リフォーム後も、定期的なメンテナンスを行うことで、ドアの寿命を延ばし、快適な状態を維持できます。ドアの開閉状態や、傷や汚れの有無などを定期的にチェックし、必要に応じて修理や清掃を行いましょう。ドアの動きが悪くなってきたり、異音がしたりする場合は、早めの点検・修理が必要です。

まとめ


今回は、玄関リフォームにおける引き戸から開き戸への変更について、費用や工事方法、メリット・デメリットなどを幅広く解説しました。リフォームは、住まいをより快適で安全にするための重要な機会です。今回ご紹介した情報を参考に、最適なプランを立て、快適な玄関空間を実現してください。

業者に見積もりを依頼し検討することで、費用を抑え、満足のいくリフォームを実現できる可能性が高まります。専門業者への相談も有効な手段となりますので、積極的に活用することをおすすめします。当社は、リフォーム専門コンサルタントとして、正しい情報と安心を提供し、職人が高い技術の施工をおこなっておりますので、安心してご相談ください。

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