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2020.12.22

メーカーの価格設定について

メーカーの価格設定について

リフォーム百科事典 主宰の田口です

値引率に意味があるのかという内容です。

家電品では、定価設定のない「オープン価格」が増えてきましたが、住宅の設備機器や建材では定価設定のある商品がほとんどです。

システムキッチンの例で考えましょう
定価が100万円が70%引きの30万で買える商品と、定価が30万で値引きなしの商品があります。

普通に考えると、定価が100万の商品が優れていて、しかも割引率が良いからお買い得だと思いますよね。

ところが、冷静に考えてください。
70%引きでメーカーも問屋もリフォーム会社も利益が出るような定価設定そのもがはおかしいと思いませんか?

結論を言うなら、そもそもが30万の価値しかない商品に100万円の定価をつけているだけです。
もっと言うなら、消費者を欺くためですね。
しかも、70%引きで利益が出る商品を、お客様によっては50%引きで販売できたら大きな利益が出ます。

定価販売をしなければ、リフォーム店は利益が出ないような卸値設定だとしたらどうでしょう。 消費者を誤魔化して大きな利益を出すことはできません。

本日の結論は、値引き率に誤魔化されてはいけませんよという話でした。