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2021.01.07

職人は七草まで休む

職人は七草まで休む

今日は1月7日
少し前までの職人は七草まで休むのが一般的でした。
一般社会に比べると年始の始動は遅いですね。
『七草まで休まないと怪我をする』という言い伝えがあったりしますが、
一番の理由は、週休2日もなく、祝日も作業し、朝の8時から夕方6時近くまで働いているのですから、正月くらいはゆっくりしようと言うことだと思います。

職人の多くはひとり親方です。
家族経営の工務店や職人の店には労働基準法はありません。

労働基準法は労働者のための法律で、経営者のための法律ではなく
経営者の家族も労働者に入りませんので、法律で保護されることはないんですね。

労働基準法では1週間の労働時間の上限を40時間と定めていますが、
職人さんでは恒常的に50時間を超える人も多いと思います。

だから、せめて正月くらいはゆっくりとと思うのですが、
元請けさんの都合で開始が早まっている昨今です。

このままでは、職人不足が解消できないですね。

#リフォーム百科事典