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2025.02.10

洗面所床のリフォーム費用相場とは?床材選びのポイントも解説

洗面所の床を変えるだけで、空間全体の印象がガラリと変わることをご存じですか?ジメジメした床や落ちにくい汚れは気分を沈ませますが、明るく清潔な床なら逆に入った瞬間から心が軽くなるはず。

毎日使う場所だからこそ、リフォームで快適な空間に変えましょう!この記事では、洗面所の床リフォームについて、床材の種類や選び方、DIYの注意点、業者選びのポイント、費用相場などを詳しく解説します。

洗面所床のリフォームの費用と相場


洗面所のリフォームにかかる費用を紹介します。費用の算出方法や、費用を抑えるコツも解説します。

【リフォームにかかる費用】
洗面所床のリフォーム費用は、以下の要素で変動します。

・床面積
・使用する床材
・工事内容

田口住生活設計室で洗面所の床リフォームを承る場合の費用は、7~25万円程度が目安です。

費用には、材料費(床材、接着剤など)、施工費(既存床材の撤去、下地処理、新規床材の施工)、廃材処分費などが含まれます。

場合によっては、洗面台などの設備の移動や、下地補修のための費用も必要になります。下地が著しく劣化している場合は、追加費用が発生することがあります。

【床面積と費用の関係】
リフォーム費用は床面積に比例して増加します。一般的な洗面所の広さは3畳程度ですが、広ければ広いほど材料費や施工費が高くなります。

【費用を抑えるための工夫】
・上張りをする:床材を全部剥がさないで、上側だけを交換する工事にする
・安価な床材を選ぶ:価格を比較し比較的安価な材料を選ぶ
・不要なオプションを省く:たとえば、床暖房をつけないなど、無駄な機能を省く
・相見積もりをする

相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することです。比較することで、最も安い業者を選べるので費用を抑えられる可能性があります。ただし、リフォーム業者を費用だけで選ぶのはやや危険です。技術や過去の施工実績、対応の良さなども考慮することが大切です。

洗面所の床リフォームに適した床材選びのポイント


・耐久性で選ぶ
床材には耐久性の高い床材を選ぶようにしましょう。耐久性を考慮することで長く綺麗に使うことができます。

・デザインで選ぶ
清潔感を重視して、洗面所に真っ白な床材を選ぶ人も多いかもしれません。しかし、白い床材は汚れが目立ちやすいため、逆に清潔感を損ねてしまうこともあります。掃除の時間が取りにくい方は、柄付きや濃いめの色を選ぶのもよいでしょう。

・肌さわり(足へのフィット感)
洗面所は濡れた床で滑りやすく、子どもや高齢者にとっては危険な場所です。滑りにくい床材を選ぶことで、安心して使える空間を作りましょう。表面がザラザラしているタイプの床材や、濡れても滑りにくい特殊な加工がされたものがおすすめです。

・耐水性
洗面所は水滴が飛び散りやすく、湿気がたまりやすい環境です。そのため、耐水性のある床材を選ぶことが重要です。もし木材を使いたい場合には、はっ水加工や防汚加工が施されたものを選ぶ必要があります。

床材の種類


【クッションフロア】
クッションフロアは、シート状になった床材を敷き詰めて使用するタイプで、洗面所の床材としても人気があります。

メリットは、耐水性が高く、シート状のため継ぎ目が少ないことで浸水しにくいことです。そして、軽量で扱いやすく、カッターで必要なサイズにカットして敷き込むことが可能です。また、抗菌・抗カビ・防音といった多機能性に優れ、寒さが気になる場合は厚みのあるタイプを選べば保温性も向上します。

デメリットは、柔らかい素材のため、重い家具や洗濯機の下では跡が残りやすく、傷がつきやすいことです。そして、使用年数が経過すると劣化が目立つことがあります。コストパフォーマンスの良さや柔らかい足触りを求める方には最適な選択肢です。

【長尺シート(樹脂シート)】
長尺シートは、床専用のシートで、掃除がしやすく、機能性が高い素材です。メリットは、耐久性が高く、メンテナンスが簡単なことです。

店舗や公共施設でもよく使用されることがあるくらい手入れが容易です。また、耐水性や耐熱性など機能性に優れている点も特徴です。

デメリットは、コストが高いことです。材料調達や施工費用など、他の素材に比べて比較的コストがかかります。

【フロアタイル】
フロアタイルは、タイル状に成形された床材で、洗面所や水回りに適したアイテムです。耐水性が高く水が染み込みにくいため、湿気の多い洗面所でも安心して使用可能な点が特長です。タイル1枚単位で取り外しや交換が可能なので、メンテナンス性に優れています。また、木目調や石目調などデザインが豊富で、リアルな質感を楽しめます。

デメリットは、硬い材質のためクッション性がなく、長時間立っていると足への負担を感じるかもしれません。また、タイル同士の継ぎ目から水が入り込むと、カビや雑菌が繁殖することがあります。こまめに水分を拭き取ることや、浴室入り口にバスマットを敷くといった工夫が必要です。

【フローリング】
フローリングは洋室や廊下で使用されることが多い床材ですが、耐水・防汚加工が施されたものなら洗面所でも使用できます。メリットは、他の部屋と統一感が出るため、空間全体のデザイン性を高めることができる点です。ナチュラルな木目の風合いが洗面所にも温かみをもたらします。

デメリットは、耐水性を保つために定期的なワックスがけなどのメンテナンスが必要なことです。長期的なメンテナンスを惜しまない方や、他の部屋との一体感を重視する方におすすめです。

洗面所床リフォームをする前の準備と確認事項


リフォーム前に、まずは現状の洗面所の状態を確認しましょう。床の劣化状況や配管の状態、洗面台の設置状況などをチェックします。

そして、誰が今後どのように使うのかをイメージしたうえで床材選びをすることがポイントです。リフォーム後のレイアウトや、あわせてリフォームをしたい場所についても考えておくと良いでしょう。

洗面所の床リフォームとあせて、洗面台や壁紙などもリフォームしてくれる業者がおすすめです。まとめてリフォームを依頼することで、手間やコストカットにつながります。

まとめ


今回は、洗面所床のリフォームについて、費用や注意点などを解説しました。洗面所床のリフォームは、快適な生活空間を維持するために重要な要素です。本記事で紹介した情報を参考に、自分に最適なリフォームプランを立て、快適な洗面所を実現しましょう。

洗面所床リフォーム後のケアとメンテナンスを丁寧におこなうことで、より長く快適な洗面所空間を保つことができます。もし、不明点があれば専門業者に相談することをお勧めします。洗面所の床をお好みにリフォームして、毎日の生活をより豊かにしましょう。