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2025.05.31

空き家のリフォームはどうすれば良い?費用や知っておくべき失敗例をご紹介!

近年、少子高齢化に伴い、空き家の増加が社会問題となっています。相続などで空き家を抱え、活用に悩む方も多いでしょう。この記事では、空き家リフォームの費用相場や目的別ポイント、失敗例と対策を解説します。

空き家リフォームにはいくら費用がかかる?


空き家のリフォームにかかる費用は、建物の状態やリフォームの内容によって変動します。ただし、費用は条件によって大きく異なります。詳しい費用は、リフォーム会社や工務店に確認しましょう。

■フルリフォーム(一戸建て) の費用相場
一戸建ての全体の改修にかかる目安の費用は1,000~1,500万円程度です。間取り変更や耐震補強など大規模な場合は2,000万円を超えることもあります。

■部分リフォームの費用相場例
状態が良ければ部分的な工事で対応可能です。
水回り4点(キッチン・浴室・トイレ・洗面所):300万~400万円
壁紙貼替え:1,800~2,500円/平方メートル
床材増張(フローリング):2.5万~4.5万円/畳
外壁塗装:80万円~/平方メートル(※足場代別途 面積や塗料による)

資材費や人件費は変動するため、複数の専門業者から見積もりを取り、最新情報を確認しましょう。 国土交通省の「住宅リフォームの価格帯実態調査」なども参考になります。

費用を抑えるには?補助金・助成金を活用しよう


リフォーム費用を抑えるには、国や自治体の補助金・助成金制度の活用が有効です。
【補助金利用の注意点】
補助金制度を利用する際は、いくつかの重要な点に注意が必要です。制度内容は年度ごとに見直され、予算の上限に達すると早期に受付が終了してしまうことも少なくありません。

また、対象となる工事(たとえば耐震改修や省エネ改修など)や詳しい条件も年度ごとに大きく異なるため、ご自身の計画に適合するかを事前にしっかりと確認することが不可欠です。とくに申請のタイミングは非常に重要で、工事契約を結ぶ前に最新の情報を確認し、必要な申請手続きを済ませるようにしましょう。

<補助金制度の参考例>
以下は一例です。制度名や条件、期間等は変更されるため、ご自身でお住まいの自治体の最新公式情報をご確認ください。
例1:さいたま市の耐震化関連助成(※1) 旧耐震基準(目安:1981年5月31日以前の建築)の木造住宅の建替えや耐震改修工事費用の一部を助成する制度があります(例:建替え助成 上限60万円)。
参照:【令和7年度】耐震補強等助成事業(戸建住宅の耐震診断)

例2:埼玉県の住宅耐震化関連補助(※2) 耐震診断や耐震改修工事費用の一部を補助する制度があります(例:耐震改修費用の2/3を補助、上限額あり)。
参照:埼玉県内の住宅・建築物の耐震診断・耐震改修に関する補助制度等のご案内

自宅としてリフォームする場合のポイント


自宅として快適に暮らすためには、老朽化した設備の更新や、家族構成・ライフスタイルに合わせた間取りの変更が重要です。とくに水回りの設備を一新すると、生活の快適性が大きく向上します。

また、和室中心の間取りを広々としたリビングダイニングに変更するのも人気のリフォームです。ただし、当社では一概に和室をなくすことを推奨することはありません。和室には和室ならではの良さもあり、普遍的な支持を得ています。畳や漆喰壁には湿度を調整する機能もあり、和室ならではのメリットも多くあるのです。

リフォームする家の築年数が長い場合、耐震性の確認も不可欠です。リフォーム前に耐震診断を受け、希望の耐震基準を満たしていない場合は、必要に応じて耐震補強工事をおこないましょう。

さらに、断熱性や省エネ性能の向上も検討すべきポイントです。床下に断熱材を追加し、二重窓の設置などをおこなうことで、一年を通して室内温度に変化が少ない住環境をつくりやすくなります。

空き家リフォームの失敗例を知って対策


リフォームを成功させるためには、よくある失敗例とその対策を事前に知っておくことが大切です。

■失敗例1:前面道路が狭く、予定通りの工事ができなかった
前面道路が狭いために大型車両が進入できず、資材の搬入や重機の使用が制限され、計画していた工事内容の変更や追加費用が発生することがあります。
対策: 事前に施工店と現地調査をおこない、道路幅や搬入経路を確認しましょう。状況に応じて、小型の機材を使用したり、人力での作業を検討したりするなど、施工店と代替案をよく相談することが重要です。

■失敗例2:契約前に構造材の状態を確認せず、工事中に追加費用が発生した
建物の構造部分(柱や土台など)の劣化やシロアリ被害を契約前に確認しなかったため、工事開始後に問題が発覚し、予期せぬ追加補修費用が発生するケースもあります。
対策: 契約前に施工店またはインスペクションなどの専門家による調査を実施し、構造材の劣化状態を詳細に把握しましょう。これにより、後々のトラブルや追加費用を防ぐことができます。また、もし支柱などが腐朽していた場合はどれくらい費用がかかるのかを確認しておきましょう。

■失敗例3:予測していた補助金や助成金が使えなかった
補助金や助成金の利用を前提にリフォームを進めたものの、申請条件を満たしていなかったり、申請期限を過ぎてしまったりして、結果的に支援を受けられないことがあります。
対策: 補助金制度は自治体ごとに内容や条件、期間が異なります。リフォーム計画の初期段階で、各自治体の公式ウェブサイトや窓口で最新情報を確認し、申請条件や期限を守りましょう。不明な点は早めに行政に相談することが肝心です。

まとめ


今回は、空き家リフォームの費用、目的別のポイント、そして失敗例とその対策について解説しました。自治体の補助金や助成金を活用できる場合もありますので、お住まいの地域の情報を調べてみてください。正しい知識を得られれば、失敗しないリフォームが実現します。

玄関ドアは、住まいの顔であると同時に、断熱性や防犯性など、暮らしの快適さや安全性を左右する重要なパーツです。YKK APの玄関ドアは、優れた機能性と多彩なデザインで、リフォームの選択肢として注目されています。この記事では、YKK APの玄関ドアリフォームの特徴やメリット、そして選び方のポイントを解説します。

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