ブログBLOG
2021.01.05

リノベーションは出来ますか? 2

リノベーションは出来ますか? 2

昨日の続きです。

リノベーションは大手の会社だけではありませんとお話ししました。
小さな会社さんでも対応可能ですが、気を付けていただきたいことがあります。
それは、建物の構造に詳しい業者であること。

つまり、リノベーション=大規模で高額な工事ですから、単なる美容整形的な工事ではなく、しっかりと構造・耐震についての工事も合わせて行うことが大切ではないでしょうか。

例えば、ガス会社さんは水廻りのリフォームは得意だと思いますが、果たして耐震補強工事は? そう考えるとお分かりかと思います。
誤解のないようにお話ししますが、ガス会社さんであってもしっかりとした技術と経験をもった工務店と連携しているとか、社内に経験豊かな建築士が在籍しているとかでしたら問題はないでしょうね。
逆に、大手の企業ですも看板だけ有名で、未経験者が営業に回っているケースも珍しくありません。

要は、会社の大小に関わりなく、その会社の経験や技術力をしっかりと見極めていただきたいと言うことです。

高額な工事の実施に不安があるなら、こちらをご覧ください
https://re-home.site

#リフォーム百科事典 #田口寛英
2021.01.04

リノベーションは出来ますか?

リノベーションは出来ますか?

こんなお問い合わせがあります。
『御社はリノベーション工事が出来ますか?』

答えは、『出来ます!』

住宅の工事では、修繕、営繕、増築、改築、リフォーム、大規模改修、リフォーム、リノベーションなど様々な言い方があります。
これらの違いをきちんと説明できる方はすくないと思います。
そして、違いをはっきりすることに意味はなく、使う人それぞれが自分流の使い方をしています。

さて、冒頭の質問についてです
リノベーションという言葉を一般的に使われだしたのは、住友不動産の新築そっくりさんの影響ではないでしょうか。
リノベーション=大手建築会社のやることとイメージされているのかもしれません。

リノベーションの内容、浴室やキッチンなどの水廻り工事、内装工事、間仕切り壁の移動や撤去、屋根や外壁の改修と考えてみてください。
ひとつひとつの工事は、普通に工務店や個人のリフォーム店が行っている業務です。
それらを一度に行うことがリノベーションだとしたらどうでしょう。
リノベーション工事は、どんな業者でも出来ると思いませんか?

大規模な改修工事を考えている方は、業者の選択肢を広げてみてはどうでしょうか
2021.01.03

誰がお客様なのか

年末年始の緊急対応から考える、顧客との関係

今日は幸いにも緊急な案件の電話がありませんでした。
年末年始で休みに入ると何か突発的なトラブルが起きるのです。

今年も、大晦日に水道の職人に出てもらったり、2日に浴室折れ戸が外れたお宅へは田口が出動しました。
困ったときには出し惜しみせずに、助け合うのがポリシーです。
もちろん、金額も普段通りの適正な料金です。

水道のトラブルというと、CMで有名な会社があります。
また、ポストにマグネット式の広告が入っていますね。

無休で24時間対応してくれるところも多く心強いのですが、問題は値段と技術力です。
すべての業者に当てはまるわけではありませんが、当社の工事費と比べると3倍程度です。
しかも、DIYに毛が生えた程度のにわか職人が訪問してくることも多いようです。

緊急対応のシステムを維持するためには値段が高いのは仕方ないのですが、必要のない工事を進めることもあり、
部品交換だけで済むはずが、進められるがままに全交換になるトラブルも多発しているようです。
また、職人不足が深刻化する中で、技術のある人材確保も難しいのでしょうね。

皆さん考えてください。自分が困ったときに誰に相談・依頼しますか?
普段から懇意にしている業者や職人がいるならその会社ですね。
では、工事ごとがあるたびに合い見積もりをとってドライな関係で業者と付き合っているとしたら
業者の本音は『普段は値段ばかりで、困ったときに頼られてもな…』ではないでしょうか。

ドライな関係が悪いとは言いません。
それは皆さん自身の意思決定です。

私はこう思っています
私たちのお客様は、お金を払って当社の経営を支えてくださる方。
その御恩返しとして、緊急時には最優先で助けに行きます。
信頼関係ですね。
それがなければ、年末年始の依頼は通常営業になってからです。

#田口住生活設計室 #リフォーム百科事典
2021.01.02

住まいの危険箇所

住まいでの事故で命を落とさないように

今日は令和3年1月2日です。
ニュースで「東京都で餅を詰まらせて救急雨搬送された方が5人」という記事がありました。

自宅で一番危険な場所は浴室です
年間5000人が自宅の浴室で死亡しています。救急搬送先での死亡を含めると17000人ほどが毎年亡くなっています。
階段などでの転倒や転落事故で3000人が亡くなっています。

コロナのニュースばかり流れていますが、確率で言うなら自宅で命を落とす危険性の方が高いとも言えます。
ただし、自分で対策を取り安全に気をつけることで危険を回避することができます。

新しい一年が始まる時に、もう一度住まいの安全性を考えてみてはいかがでしょうか
2021.01.01

あけましておめでとうございます

謹賀新年

みなさま あけましておめでとうございます。
田口住生活設計室&リフォーム百科事典の田口寛英です

年末年始の休みになると、必ず緊急案件が入ります。
29日より会社はお休みですが、その後も2階のキッチンから水漏れして1階の天井から水がポタポタとか、浴室の折れ戸が外れてしまったとか、ほぼほぼ毎日電話がかかってきます。

 そんな中で、80代前半のお客様から「手を貸してくれないか」という電話が印象的でした。奥様が転んでしまって1人では起き上がれないから、誰か力のありそうな人を寄越してくれないだろうかという内容でした。
 
 手を借りると考えると、息子娘さんや親戚、ご近所さんや友人などに声をかけるだろうと思いますが、お願いする相手が居ないのか、年末だから頼んでも断られたのか、詳しい事情はわかりません。

 建築業社でありますが、困った時に頼りにしていただけるのは嬉しいことですが、もしかしたら孤独の中で生活している方が増えているのかもと思うと寂しい気持ちになりました。

 今年も、みなさまに安心と温もりをお届けすることに努力して参ります。
よろしくお願いします。

#田口住生活設計室、#リフォーム百科事典
2020.12.24

メーカーの価格設定2

メーカーの価格設定2

『リフォーム百科事典』主宰の田口です

前回は、値引きが大きい商品は、そもそもがその程度の価値しかないとお話をしました。

今日は、同じメーカーでも値引き率が違うという話です。
キッチンのクリナップを例に挙げると、普及価格帯の『ラクエラ』 中級品の『ステディア』 高級品の『セントロ』
の3系統のラインナップです。

それぞれに、一般消費者が購入する際の割引率は
ラクエラが50%引き
ステディアが30%引き
セントロが10%引き
これくらいが普通の値引き率です。

みなさんがショールームに行ったりカタログを読んだりして商品価格を調べてみても、知ることが出来るのが定価だけです。
先ほど書いたように、割引率が全然違うので、業者に見積もりを依頼しない限り購入金額がわからずに比較することができません。

なぜ、このようなことが起きるのでしょうか
理由はいくつかありますが、見せかけの値引きを出来る商品をリフォーム店が要求しているからだと思っています。

チラシで〇〇%引き! と提示できる商品にしないとリフォーム店が接心に売ってくれないわけです

値引きするための定価設定ということですね

しかも、それによって消費者は混乱するだけ
なんとも、主役不在の業界です
2020.12.22

メーカーの価格設定について

メーカーの価格設定について

リフォーム百科事典 主宰の田口です

値引率に意味があるのかという内容です。

家電品では、定価設定のない「オープン価格」が増えてきましたが、住宅の設備機器や建材では定価設定のある商品がほとんどです。

システムキッチンの例で考えましょう
定価が100万円が70%引きの30万で買える商品と、定価が30万で値引きなしの商品があります。

普通に考えると、定価が100万の商品が優れていて、しかも割引率が良いからお買い得だと思いますよね。

ところが、冷静に考えてください。
70%引きでメーカーも問屋もリフォーム会社も利益が出るような定価設定そのもがはおかしいと思いませんか?

結論を言うなら、そもそもが30万の価値しかない商品に100万円の定価をつけているだけです。
もっと言うなら、消費者を欺くためですね。
しかも、70%引きで利益が出る商品を、お客様によっては50%引きで販売できたら大きな利益が出ます。

定価販売をしなければ、リフォーム店は利益が出ないような卸値設定だとしたらどうでしょう。 消費者を誤魔化して大きな利益を出すことはできません。

本日の結論は、値引き率に誤魔化されてはいけませんよという話でした。
2020.12.19

見積書のカラクリ

見積書のカラクリ

リフォームのコンサルを行っていると、いろいろな企業の見積書を見ます。
いつも思うのですが、リフォームの見積書は一般の方には理解不能な文言が並んでいます。

わかるのは、定価のある商品の値引き率くらいではないでしょうか。
値引き率は良いけど、大工さんの工事代がものすごく高いとか、
諸経費の内容はわからないけど、なんでこんなに必要なの? とか。

一般の方が理解不能な見積書を作る理由はどこにあるのか?
何回かにわけてご説明していきます。

初回は、『コーヒーの原価は50円』
喫茶店で500円とかで飲むコーヒーの原価は、豆の種類にもよりますが50円程度です。
これを建築の見積もりに置き換えるとどうでしょう?

豆代が〇〇円
コーチ-抽出代〇〇円
残りがサービス料
となるのでしょうか。

コーヒー代を分解して見積もり書を作ると、なんだか500円を払うのが馬鹿らしくなってしまいます
それでも、場所とか雰囲気で珈琲店を利用します

さて、リフォームの場合ですが
会社の人件費や経営上の経費という見積書に書けない費用が馬鹿にならないのです
まさか、見積書にショールーム運営費などとは書けませんね

そこで、見積もりのなかにそれらの費用を潜り込ませなければなりません
その結果、お客様を欺くかのような見積もりになってしまいます。

見積書のカラクリ

リフォームのコンサルを行っていると、いろいろな企業の見積書を見ます。
いつも思うのですが、リフォームの見積書は一般の方には理解不能な文言が並んでいます。

わかるのは、定価のある商品の値引き率くらいではないでしょうか。
値引き率は良いけど、大工さんの工事代がものすごく高いとか、
諸経費の内容はわからないけど、なんでこんなに必要なの? とか
2019.09.19

見積書の怪

リフォーム見積書の怪??

リフォームのコンサルチングで見積書のチェックをしています。
クロスの面積が実際の倍の数で計算してあった見積書は珍しくありません。
そんな見積もりに限って、定価のあるものは値引き率が多かったりします。
見せかけの安さに惑わされないようにしてください