ブログBLOG
2021.01.28

職人のどこを見る?

職人のどこを見る?

大工の親方との会話です。
新しく職人仲間に加わった
S君が話題になりました。

S君とは、数カ月前にある現場で出会いました。
『おはようございます』とかわした言葉から、
彼の人柄が伝わってきて、
それがきっかけで当社の現場を任せるようになりました。

『S君良いでしょ』というと親方も
『良いよね』と答えますが、
親方が次に言った言葉が
『あいつさ、腕がこんなに太いんだぜ』と言い出しました。

え?
田口はS君の人柄を見て
親方は体の頑丈さを見てました

人はそれぞれ見るところが違います。
どれもが正解。
だから、みんなの意見を集めて、よりよいもの作り上げていく。
それが家つくりだと思います。
2021.01.27

阪神淡路大震災で亡くなった方は、ほぼ即死

阪神淡路大震災で亡くなった方は、ほぼ即死

阪神淡路大震災では6400人余りが亡くなりました。

迫りくる火災
倒壊した建物の下敷きとなって逃げれない…
町全体が焼け野原になってしまった
そんな報道を目にされた方も多いと思います。

実際に死亡した方々のデータを集めてみると
死因は圧死や窒息死でした。
地震発生後15分以内に亡くなった方が90%近くにのぼります。

直下型の地震でした
建物を突き上げるような激しい揺れで、家が一瞬で崩れ、下敷きとなってしまったのです。

2000年に建築基準法が改正され、直下型の揺れにも強い家を作ることが法制化されましたが、
まだまだ、それ以前の住宅もたくさんあります。

耐震補強工事と言うと高額になってしまうイメージがありますが、
出来る範囲で少しでも手を加えることで、大倒壊だけは避けることが出来ます。

また、倒壊率と火災の発生率は比例します。

ご自分の命、ご家族の命を守るための備えをしませんか。

#さいたま市リフォーム #リフォームコンサルティング #リフォーム百科事典
2021.01.26

災害の時に頼りになるのは

災害の時に頼りになるのは

「阪神・淡路大震災時に
 生き埋めや閉じ込められた人の救助を誰が行ったか?」

1位 自力で 34.9%
2位 家族に 31.9%
3位 友人・隣人に  28.1%
4位 通行人に 2.6%
5位 救助隊に 1.7%
6位 その他 0.9%

出典元『日本火災学会:1995年兵庫県南部地震における
    火災に関する調査報告書』

正直、ビックリしました。

1位 自力で 34.9%
2位 家族に 31.9%
3位 友人・隣人に  28.1%

で94.9%です!!

ということは
「日頃の備えとコミュニティが大事」といえます。

阪神淡路大震災から26年、
高齢化とお一人様化が一気に進んできています。

その中での災害対策はどうあるべきか?

リフォーム工事の依頼先選択の条件に、
いざという時に、助けてくれるかを入れるべきではないでしょうか

#さいたま市リフォーム #リフォーム百科事典 #田口寛英
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
(株)田口住生活設計室
 さいたま市を中心にリフォーム・リノベーション工事を行っています。
また、耐震診断や建物調査では全国どこでもおうかがいします。
 キッチン・ユニットバスなどの設備機器、増改築、塗装工事、調査・点検など、
リフォーム・リノベーションに関することはお気軽にご相談ください。
   〒331-0802
   さいたま市北区本郷町1579
   電話 048-729-4517
YouTube『リフォーム百科事典』も是非ご覧ください。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
2021.01.25

インスペクションの功罪

インスペクションの功罪

中古住宅を購入された方より床下の調査依頼があり、行ってきました。

購入時に不動産会社でインスペクションを実施して詳細な報告書がお客様に渡されています。
その報告書が今回のテーマです。

インスペクションは、あくまでも現況調査ですから、例えば土台に水のシミがあった場合には、『シミがある』とだけ報告すれば義務は果たせます。

報告書にシミがあると書いてあれば誰だって心配になりますよね。
今回の調査のお宅では、インスペクション報告書内に、浴室の土台が普及していて浴室配管からの漏水の可能性ありとまで書いてありました。

私自身が床下に入って調査したところ、
土台の腐朽は過去形で今は進行してないので問題なしでした。
現在はユニットバスですが、その前はタイルの浴室だったので、その当時の水シミだったわけです。

ちょっと丁寧に調べれば誰だってわかるようなひと手間をかけない報告書では、不安を煽るだけだと思いませんか。

調べたのは建築士資格のある人です。
資格はあてになりません。
そして、インスペクションもこの程度なんだとわかります。
2021.01.24

お客様と一緒に耐震調査

お客様と一緒に耐震調査

本日は群馬県で耐震診断でした。
築45年の建物で、旧耐震基準ではありますが、腕のいい大工さんが丁寧に建てたことを感じさせる家でした。

さて、この家を中古で購入される予定のご夫婦が耐震診断の依頼主でした。

 建物内外を調査した後に屋根裏と床下から筋交いの確認や雨漏り漏水などの調査になります。
 
 まずは、屋根裏と思って支度をしていると、旦那さんが一緒に上がるとのこと。
 落ちないでね~、そこに乗ると危ないよなどとと言いながら、二人で筋交いの有無を調べました。
 
 次に床下。もちとろん一緒。
 1000件以上の耐震調査をしていますが、屋根裏と床下の両方についてきた方は初めてです。
 
 リフォームを自分でやりたいから見ておきたいというのが一番の理由だったようですが、熱心さと根性は尊敬に値します。
 
 そうなると、こちらも熱が入ってくるのは当然で、屋根裏や床下であれこれと住宅の構造や施工の説明までしてしまいました。
 
 おかげで、調査に3時間。でも、お客様の熱心さが伝わってきて、気分よく調査ができました。
 
 #さいたま市リフォーム #耐震診断 #リフォーム百科事典
2021.01.23

習慣化とは

習慣化の効果

一緒に仕事をしている大工の親方が話してくれたことです。



先日、免許の更新で講習を受たとき、教官が『おはようございます』とあいさつした時に、自然と大きな声で『おはようございます』と返していたそうです。

まわりの人は、ボソボソ…。



毎朝の朝礼での挨拶が自然に出たのだろう、

習慣にするとは、こうゆうことなのかと気が付いたと親方は言ってました。


最初は恥ずかしいと思っていたことが、いつのまにか当たり前になる
習慣化はいい方向もあれば、悪い方向もある

いい方向への習慣化を心がけたいと思います、

#さいたま市リフォーム #田口住生活設計室
2021.01.21

私憤と公憤②

私憤と公憤 ②

昨日の続きです。

テーマは 『私憤と公憤』
経営コンサルタントの角田先生は、
「相手のどんなことに嫉妬するか、 どんなことに苛立つかによって、 人間の器は知れる」
とおっしゃいました。

田口はYouTubeで様々な問題を提起していますが、
その根っこにあるのが私憤なのかと自問自答してきました。

『そんな方法で利益をあげるなんてズルイ』とか『そんな儲け方があったのか』といった嫉妬から動画を発信しているのだろうか?
そんな疑問もあったのですが、正月休みにじっくりと自分を顧みた結果、田口の中には両親から受け継いだDNAがあることに気が付きました。

父方からは和の精神
母方からは義の精神

その両親から、人を大切にし(和)正直に働く人が報われる社会を作りたいという心が生まれたと確信しています。

もちろん嫉妬もあります。
収益をあげないと会社は存続できません。

しかし、根っこに何があるのかは大切だと思います。

続く
2021.01.20

私憤と公憤

私憤と公憤①

田口はリフォーム会社向けの経営コンサルタントもしています。
感動経営コンサルタント協会 https://kando.or.jp/ の一員として活動しています。

協会の理事長が発行しているメルマガにあった言葉をご紹介します。

テーマは 『私憤と公憤』

Q.人間の器は何で測れると思いますか?
それは「私憤と公憤」です。
坂本龍馬と西郷隆盛を引き合わせた勝海舟。
帰ってきた龍馬に西郷の印象を聞いた。

「小さく叩けば小さく鳴り、
 大きく叩けば大きく鳴る」

西郷という人物は、
自分のことにはお構いなしですが、
天下国家の問題になると激しく憤ったそうです。

自分のことで憤ることを「私憤」
社会のことで憤ることを「公憤」という。

「相手のどんなことに嫉妬するか、
 どんなことに苛立つかによって、
 人間の器は知れる」(臥龍)
 
 
稲盛和夫さんの有名な言葉に『動機善なりや、私心なかりしか』というものがあります。
この言葉に通じるものがあります。

 YouTubeやブログで自分の思いを発信しておりますが、その原点は私憤なのか公憤なのか考えました。
 
 考えて、たどり着いた結論は、次回以降に書いていきます。
2021.01.19

下請けの苦労

下請けの苦労

YouTube『リフォーム百科事典』の視聴者からコメントをいただきました。

https://youtu.be/kHWF7Km85es

この動画では、住友不動産の新築そっくりさんの給与について話をしました。
歩合給が25%という話です

これが、いただいたコメントです。

数年前まで、10年以上に渡り親子でそれぞれ、新築そっくりさんの棟梁として活動していました。
仕事が多い一方、自転車操業の毎日で10年以上働いても生活は楽にはなりませんでした。
しかし、現場では棟梁としてお施主さまから見られている手前、最高の仕事でお応えしようと踏ん張り続ける日々でした。
親父が過労で倒れた際も、気にされていたのは工期の遅れのことばかり…
ちなみに、営業さんは打ち合わせに外車で来たりブランド物のスーツを着てくる人も少なくなかったです。

一念発起して、今は営業から施行まで一括して自社で頑張っています。


売る人ばかりが報われる
現場で働く職人が報われない

こんな業界は変えないといけないと強く思います
2021.01.17

トイレが流れない!!

トイレが流れない!!

リフォーム百科事典 田口です。

動画では先生キャラを演じていますが、昨日はトイレの詰まり修理で出動でした。

夜の7時ごろ
お客様から、トイレが流れなくなった。
最初は1階が詰まって、そのうちに2階もおかしくなってしまい、このまま朝まで家族4人どうしたらいいだろう。
そんな電話でした。

この時間ですから、水道の職人さんも仕事を終えているだろうと考え、まずは道具を持って自分で行きました。

便器に真空式ポンプをあてて詰まったものを流そうとしましたが上手くいきません。ラバーカップをやってみましたが、これも変化なし。

 これはトイレ詰りだけの問題ではないなと思って、外の排水桝を調べました。
 するとすると、桝の一つに、蔦の根っこが盛大に入り込んで配管の中まで伸びていました。そこに、いろいろなものが引っ掛かり、塊となっていました。
 
 以前には、排水管の中に木の根っこが貫通していたケースもありましたが、いろいろな原因があるものですね。
 
 ということで、作業時間30分ほどで無事に完了。帰りがけに、茨木の親戚から届いたという干し芋をたくさんいただきました。
 ご縁のあったお客様の生活を守るのが私たちの仕事ですから、トイレの詰りでも頼りにされるのはうれしいものです。