ブログBLOG
2021.02.01

運ちゃんからの脱却

運ちゃんからの脱却

多摩にある運送会社の役員さんと話す機会がありました。

会社の改革のテーマが『運ちゃんからの脱却』だそうです。
なるほどな、
素晴らしテーマだと感心しました。

まずは従業員の意識を変える
そうすることでお客様からの評価も変わる

その先にあるのは、働く喜びと働く人の地位・価値向上です。

建築業界に当てはめてみると
建築作業員からの脱却 あるいは、職人からの脱却でしょうか

職人気質とか、職人としてもプライドに固執して自分を成長させない者がいます
職人としての大切なものは守りつつ
人としてひと回りもふた回りも成長していくような現場環境を作って行かなければ。

そう決意しました。
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(株)田口住生活設計室
 さいたま市を中心にリフォーム・リノベーション工事を行っています。
また、耐震診断や建物調査では全国どこでもおうかがいします。
 キッチン・ユニットバスなどの設備機器、増改築、塗装工事、調査・点検など、
リフォーム・リノベーションに関することはお気軽にご相談ください。
   〒331-0802
   さいたま市北区本郷町1579
   電話 048-729-4517
YouTube『リフォーム百科事典』も是非ご覧ください。
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2021.01.31

顧客優先は間違っている??

顧客優先は間違っている?

多くの企業で、『お客様最優先』といった指針や理念があります。

間違ってはいません。
しかし、お客様を優先する仕事をするのはだれでしょうか。
従業員にやる気がなく、あるいは疲れきっていては、お客様に全力でサービスすることは出来ないのではないでしょうか。

その意味では、写真を笑顔にする。
職人が笑顔で仕事をしている会社が、結果的にお客様を笑顔にする会社ではないでしょうか。
2021.01.30

住宅医セミナー

住宅医セミナー

住宅医協会と言って、主に設計事務所さんが入会している協会の、
住宅医養成の講義に出席しました。

木造住宅病理学というテーマで、今年1年間 20講座を学びます。
田口は現場での経験をもとにした知識はありますが、学術的な知識が乏しいので、それを補おうと考えました。


昨日は住宅病理学の必要性と木造住宅の劣化と維持管理についてでした。
詳細を書くのは別の機会にしますが、
正確な調査をしたうえで、修繕・リフォームが必要だということでした。

今のリフォーム業界は、収益に直結する工事を優先してしまい、
調査がないがしろになっている問題が出されていました。

次回以降は、より深い内容になっていきますので、みなさんへの情報提供をさせていただきます。
2021.01.29

右脳と左脳

右脳と左脳

楽天の三木谷社長の言葉だそうです
『右脳と左脳で会話する』

建築というと論理的な世界で左脳を使うようですが
じつは、妙な違和感を感じることから何かがわかることがたびたびあります。
妙な違和感=右脳ですね。

実は、耐震診断や建物調査でおうかがいした場合は
まず感覚的なところから入ります。
何か変だな、何かザワザワする、嫌な予感
こんな感覚があった家は、その違和感の正体を調べていきます。

もちろん、違和感がなくても調査は完璧に行いますが
たいていは、感覚のほうが正しい結果になっています。

では感覚を研ぎ澄ますにはどうするのか
一つは経験
もうひとつは邪念・雑念を消すことだと確信しています

素直な心で家と向かい合ったとき、家が何かを伝えてくれます。

#田口住生活設計室 #さいたま市リフォーム #リフォーム百科事典
2021.01.28

職人のどこを見る?

職人のどこを見る?

大工の親方との会話です。
新しく職人仲間に加わった
S君が話題になりました。

S君とは、数カ月前にある現場で出会いました。
『おはようございます』とかわした言葉から、
彼の人柄が伝わってきて、
それがきっかけで当社の現場を任せるようになりました。

『S君良いでしょ』というと親方も
『良いよね』と答えますが、
親方が次に言った言葉が
『あいつさ、腕がこんなに太いんだぜ』と言い出しました。

え?
田口はS君の人柄を見て
親方は体の頑丈さを見てました

人はそれぞれ見るところが違います。
どれもが正解。
だから、みんなの意見を集めて、よりよいもの作り上げていく。
それが家つくりだと思います。
2021.01.27

阪神淡路大震災で亡くなった方は、ほぼ即死

阪神淡路大震災で亡くなった方は、ほぼ即死

阪神淡路大震災では6400人余りが亡くなりました。

迫りくる火災
倒壊した建物の下敷きとなって逃げれない…
町全体が焼け野原になってしまった
そんな報道を目にされた方も多いと思います。

実際に死亡した方々のデータを集めてみると
死因は圧死や窒息死でした。
地震発生後15分以内に亡くなった方が90%近くにのぼります。

直下型の地震でした
建物を突き上げるような激しい揺れで、家が一瞬で崩れ、下敷きとなってしまったのです。

2000年に建築基準法が改正され、直下型の揺れにも強い家を作ることが法制化されましたが、
まだまだ、それ以前の住宅もたくさんあります。

耐震補強工事と言うと高額になってしまうイメージがありますが、
出来る範囲で少しでも手を加えることで、大倒壊だけは避けることが出来ます。

また、倒壊率と火災の発生率は比例します。

ご自分の命、ご家族の命を守るための備えをしませんか。

#さいたま市リフォーム #リフォームコンサルティング #リフォーム百科事典
2021.01.27

微妙な色の違い

微妙な色の違い

塗装現場からこんな写真が送られてきました。

中塗りを終えて、上塗りに…というときに、お客様が現場にいらして(普段は不在の事が多いので)
どうやら、サンプルで選んだ外壁の色とイメージが違っていた!!
という事で、急遽職人さんが壁に3パターンのベージュを塗りお客様に選んでもらうために色見本を作りました。

塗料も、塗った直後と乾いてから、または日の光具合によって同じ色でも、だいぶ違って見えます。
簡単に、塗りなおす…というものではないので、上塗りが終わってからでなくて良かった(;^_^A

きちんとお客様に選びなおしてもらい、納得していただくことが何よりです。

塗装に限らず、お客様の意をくみ、職人さんもベストを尽くす!という光景を目の当たりにできます。
このマインド見習って、一歩づつ前に進みます!
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(株)田口住生活設計室
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2021.01.26

災害の時に頼りになるのは

災害の時に頼りになるのは

「阪神・淡路大震災時に
 生き埋めや閉じ込められた人の救助を誰が行ったか?」

1位 自力で 34.9%
2位 家族に 31.9%
3位 友人・隣人に  28.1%
4位 通行人に 2.6%
5位 救助隊に 1.7%
6位 その他 0.9%

出典元『日本火災学会:1995年兵庫県南部地震における
    火災に関する調査報告書』

正直、ビックリしました。

1位 自力で 34.9%
2位 家族に 31.9%
3位 友人・隣人に  28.1%

で94.9%です!!

ということは
「日頃の備えとコミュニティが大事」といえます。

阪神淡路大震災から26年、
高齢化とお一人様化が一気に進んできています。

その中での災害対策はどうあるべきか?

リフォーム工事の依頼先選択の条件に、
いざという時に、助けてくれるかを入れるべきではないでしょうか

#さいたま市リフォーム #リフォーム百科事典 #田口寛英
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2021.01.25

インスペクションの功罪

インスペクションの功罪

中古住宅を購入された方より床下の調査依頼があり、行ってきました。

購入時に不動産会社でインスペクションを実施して詳細な報告書がお客様に渡されています。
その報告書が今回のテーマです。

インスペクションは、あくまでも現況調査ですから、例えば土台に水のシミがあった場合には、『シミがある』とだけ報告すれば義務は果たせます。

報告書にシミがあると書いてあれば誰だって心配になりますよね。
今回の調査のお宅では、インスペクション報告書内に、浴室の土台が普及していて浴室配管からの漏水の可能性ありとまで書いてありました。

私自身が床下に入って調査したところ、
土台の腐朽は過去形で今は進行してないので問題なしでした。
現在はユニットバスですが、その前はタイルの浴室だったので、その当時の水シミだったわけです。

ちょっと丁寧に調べれば誰だってわかるようなひと手間をかけない報告書では、不安を煽るだけだと思いませんか。

調べたのは建築士資格のある人です。
資格はあてになりません。
そして、インスペクションもこの程度なんだとわかります。
2021.01.24

お客様と一緒に耐震調査

お客様と一緒に耐震調査

本日は群馬県で耐震診断でした。
築45年の建物で、旧耐震基準ではありますが、腕のいい大工さんが丁寧に建てたことを感じさせる家でした。

さて、この家を中古で購入される予定のご夫婦が耐震診断の依頼主でした。

 建物内外を調査した後に屋根裏と床下から筋交いの確認や雨漏り漏水などの調査になります。
 
 まずは、屋根裏と思って支度をしていると、旦那さんが一緒に上がるとのこと。
 落ちないでね~、そこに乗ると危ないよなどとと言いながら、二人で筋交いの有無を調べました。
 
 次に床下。もちとろん一緒。
 1000件以上の耐震調査をしていますが、屋根裏と床下の両方についてきた方は初めてです。
 
 リフォームを自分でやりたいから見ておきたいというのが一番の理由だったようですが、熱心さと根性は尊敬に値します。
 
 そうなると、こちらも熱が入ってくるのは当然で、屋根裏や床下であれこれと住宅の構造や施工の説明までしてしまいました。
 
 おかげで、調査に3時間。でも、お客様の熱心さが伝わってきて、気分よく調査ができました。
 
 #さいたま市リフォーム #耐震診断 #リフォーム百科事典