2025.09.20
トイレはTOTOとリクシルどっち?機能やデザイン、選び方を解説

トイレのリフォームは、日々の暮らしの快適さを大きく左右する重要な選択です。なかでも国内のトイレ市場で大きなシェアを占めるTOTOとリクシルは、多くの人が比較検討する2大メーカーではないでしょうか。
そこで今回は、TOTOとリクシルのトイレをさまざまな角度から比較し、あなたに最適なトイレを見つけるためのヒントをご紹介します。
ここでは、それぞれのメーカーの特徴を解説します。
1.トイレの王道メーカー「TOTO」の特徴とは
TOTOは、1917年に東洋陶器株式会社として創立された、衛生陶器のパイオニアです。その名の通り、陶器製の便器づくりから始まった歴史を持ち、品質と技術力で業界をリードしてきました。
「ウォシュレット」という言葉を世に広めたことでも知られ、長年の研究開発に裏打ちされた高い機能性と品質へのこだわりが最大の特徴です。
とくに「きれい除菌水」に代表される独自の清潔技術は、衛生面を重視するユーザーから絶大な支持を集めています。機能性を第一に考え、信頼と実績のあるブランドを選びたいという方に、まず検討してほしいメーカーです。
2.デザイン性に強みを持つ「リクシル」の特徴とは
リクシルの前身であるINAXは、1924年に伊奈製陶株式会社として創立されました。タイル製造から事業を始め、のちに衛生陶器の分野へ進出した背景があります。
そのため、トイレだけでなくキッチンや窓など住宅設備を幅広く手掛けるのがリクシルです。トータルコーディネートを得意とする同社は、トイレ単体だけでなく、空間全体を美しく見せるデザイン性の高さに強みを持ちます。
もちろん機能面も抜かりなく、汚れがつきにくい新素材「アクアセラミック」はリクシルを代表する技術の一つです。トイレをインテリアの一部として考え、デザインにもこだわりたいというニーズに応えてくれます。
3.TOTOとリクシルのトイレ、価格帯はどう違う?
価格については、両社とも幅広いニーズに応えるため、手頃な普及価格帯から多機能なハイグレードモデルまで、多彩なラインナップを揃えています。そのため、一概にどちらが高い・安いと断言することはできません。
しかし、同じような機能を持つ同等のグレードで比較した場合、リクシルの方がやや価格を抑えたモデルが見つかりやすい傾向があります。ただし、最終的な価格は搭載機能やシリーズによって大きく変動するため、予算に合わせてそれぞれの製品を比較検討することが重要です。
1.素材で比較!TOTO「セフィオンテクト」とリクシル「アクアセラミック」
【TOTO】
TOTOが誇る技術が、陶器表面の凹凸をナノレベルまで滑らかにした「セフィオンテクト」です。これにより、汚れが付きにくく、落としやすい状態を長期間保ちます。
【リクシル】
リクシルは、そもそも汚れの原因となる水アカの固着を防ぐ新素材「アクアセラミック」を開発しました。こちらは新品のツルツル感が100年続くとうたわれており、汚物汚れも水の力で浮かせて洗い流します。
どちらも高い防汚性能を持ちますが、アプローチの仕方が異なります。
2.フチの形で比較!TOTOとリクシルのトイレ、汚れにくいのはどっち?
掃除の手間を大きく左右するのが、便器のフチの形状です。かつては掃除のしにくいフチ裏がありましたが、今やフチなしが主流です。
【TOTO】
TOTOは「スゴフチ」と呼ばれる滑らかなフチなし形状を採用しており、汚れてもサッとひと拭きで掃除が完了します。
【リクシル】
リクシルも「フチレス形状」で、フチを丸ごとなくした大胆なデザインが特徴です。どちらも従来のトイレに比べて格段に掃除がしやすくなっており、甲乙つけがたい進化を遂げています。
3.除菌機能で比較!TOTO「きれい除菌水」とリクシル「プラズマクラスター」
清潔さを保つための独自機能も、両社の大きな違いです。
【TOTO】
TOTOの「きれい除菌水」は、水道水を電気分解して作られる除菌成分を含んだ水のことです。使用後に便器内やウォシュレットのノズルに自動で吹きかけ、目に見えない菌の繁殖を抑えます。
【リクシル】
リクシルは、シャープの「プラズマクラスターイオン」技術を採用しています。イオンの力で便座からタンク、さらにはトイレ空間に浮遊するカビ菌まで除菌し、ニオイの発生も防ぎます。
1.洗浄方式で比較!TOTOとリクシルのトイレ、節水力と洗浄力はどっちが上?
節水と洗浄力の両立も、現代のトイレ選びの重要ポイントです。
【TOTO】
TOTOは、渦を巻くような水流で便器内を洗い流す「トルネード洗浄」が特徴です。少ない水量でも効率的に洗浄できるうえ、便器のフチ裏をなくした「フチなし形状」により、汚れがつきにくく掃除がとても楽になっています。
【リクシル】
リクシルは、3つの吐水口から強力な水流を発生させる「パワーストリーム洗浄」を採用しています。こちらも少ない水で、便器の隅々までしっかりと洗い流す力を誇ります。
洗浄方式は異なりますが、どちらも高いレベルで節水と洗浄を両立しています。
2.デザイン性で選ぶトイレならTOTOとリクシルどっち?
デザインの好みは人それぞれですが、両社には異なる傾向が見られます。
【TOTO】
TOTOは、機能性を追求した結果生まれる、普遍的でミニマルな「機能美」を感じさせるデザインが多いのが特徴です。また、タンクレストイレや、タンクを壁の後ろに隠すデザインなど、空間をすっきりと見せるための選択肢も多く、空間全体のインテリア性を重視するならTOTOに軍配が上がるかもしれません。
【リクシル】
リクシルは、便器のカラーバリエーションが豊富で、シャープなフォルムから柔らかな印象のものまで、デザインの選択肢が幅広いのが魅力です。空間全体のインテリア性を重視するならリクシルに軍配が上がるかもしれません。
3.結局どっちを選ぶ?TOTOとリクシルそれぞれがおすすめな人
ここまで比較してきたように、両社にはそれぞれに魅力があります。選択に迷ったら、自分が何を一番重視するかで考えてみましょう。
【TOTO】
「きれい除菌水」をはじめとする最新の清潔機能や、長年培われたブランドの信頼性を最優先したい方。また、故障した際の補償が手厚く、将来的に部品の交換が発生した際も安心です。長く使い続けるものだからこそ、購入後のサポートを重視する方にはTOTOがおすすめです。
【リクシル】
トイレ空間をおしゃれにコーディネートしたい方や、機能と価格のバランス、コストパフォーマンスを重視したい方。
最終的には、カタログだけでなくショールームで実物を見て、触れて、ご自身の価値観に合った一台を選ぶことが、後悔しないための最善の方法です。
トイレ選びで多くの人が比較するTOTOとリクシル。両社には、それぞれが持つ独自の強みと魅力があります。
もしどちらを選ぶか迷った場合は、業界をリードする高い技術力と、購入後も続く手厚いサポート体制を誇るTOTOを選んでおけば、まず後悔することはないでしょう。
今回の内容が、後悔のないトイレ選びの一助となれば幸いです。田口住生活設計室では、戸建て住宅、マンション、店舗・事務所などのトイレリフォームを承っております。ぜひお気軽にご相談ください。
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30年以上の現場経験を持つ建築士とスタッフが、お客様の人生を考えて住まいをつくる会社です
【全国対応可能】調査/コンサルティング
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【埼玉県/関東全域出張可能】工事
修繕、リフォーム、リノベーション、外壁塗装工事、介護リフォーム
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お気軽にご連絡ください♪
電話:048-729-4517
〒331-0802 さいたま市北区本郷町1579
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そこで今回は、TOTOとリクシルのトイレをさまざまな角度から比較し、あなたに最適なトイレを見つけるためのヒントをご紹介します。
TOTOとリクシル、トイレの基本的な違い
ここでは、それぞれのメーカーの特徴を解説します。
1.トイレの王道メーカー「TOTO」の特徴とは
TOTOは、1917年に東洋陶器株式会社として創立された、衛生陶器のパイオニアです。その名の通り、陶器製の便器づくりから始まった歴史を持ち、品質と技術力で業界をリードしてきました。
「ウォシュレット」という言葉を世に広めたことでも知られ、長年の研究開発に裏打ちされた高い機能性と品質へのこだわりが最大の特徴です。
とくに「きれい除菌水」に代表される独自の清潔技術は、衛生面を重視するユーザーから絶大な支持を集めています。機能性を第一に考え、信頼と実績のあるブランドを選びたいという方に、まず検討してほしいメーカーです。
2.デザイン性に強みを持つ「リクシル」の特徴とは
リクシルの前身であるINAXは、1924年に伊奈製陶株式会社として創立されました。タイル製造から事業を始め、のちに衛生陶器の分野へ進出した背景があります。
そのため、トイレだけでなくキッチンや窓など住宅設備を幅広く手掛けるのがリクシルです。トータルコーディネートを得意とする同社は、トイレ単体だけでなく、空間全体を美しく見せるデザイン性の高さに強みを持ちます。
もちろん機能面も抜かりなく、汚れがつきにくい新素材「アクアセラミック」はリクシルを代表する技術の一つです。トイレをインテリアの一部として考え、デザインにもこだわりたいというニーズに応えてくれます。
3.TOTOとリクシルのトイレ、価格帯はどう違う?
価格については、両社とも幅広いニーズに応えるため、手頃な普及価格帯から多機能なハイグレードモデルまで、多彩なラインナップを揃えています。そのため、一概にどちらが高い・安いと断言することはできません。
しかし、同じような機能を持つ同等のグレードで比較した場合、リクシルの方がやや価格を抑えたモデルが見つかりやすい傾向があります。ただし、最終的な価格は搭載機能やシリーズによって大きく変動するため、予算に合わせてそれぞれの製品を比較検討することが重要です。
【清掃性で比較】TOTOとリクシルのトイレ、掃除しやすいのはどっち?
1.素材で比較!TOTO「セフィオンテクト」とリクシル「アクアセラミック」
【TOTO】
TOTOが誇る技術が、陶器表面の凹凸をナノレベルまで滑らかにした「セフィオンテクト」です。これにより、汚れが付きにくく、落としやすい状態を長期間保ちます。
【リクシル】
リクシルは、そもそも汚れの原因となる水アカの固着を防ぐ新素材「アクアセラミック」を開発しました。こちらは新品のツルツル感が100年続くとうたわれており、汚物汚れも水の力で浮かせて洗い流します。
どちらも高い防汚性能を持ちますが、アプローチの仕方が異なります。
2.フチの形で比較!TOTOとリクシルのトイレ、汚れにくいのはどっち?
掃除の手間を大きく左右するのが、便器のフチの形状です。かつては掃除のしにくいフチ裏がありましたが、今やフチなしが主流です。
【TOTO】
TOTOは「スゴフチ」と呼ばれる滑らかなフチなし形状を採用しており、汚れてもサッとひと拭きで掃除が完了します。
【リクシル】
リクシルも「フチレス形状」で、フチを丸ごとなくした大胆なデザインが特徴です。どちらも従来のトイレに比べて格段に掃除がしやすくなっており、甲乙つけがたい進化を遂げています。
3.除菌機能で比較!TOTO「きれい除菌水」とリクシル「プラズマクラスター」
清潔さを保つための独自機能も、両社の大きな違いです。
【TOTO】
TOTOの「きれい除菌水」は、水道水を電気分解して作られる除菌成分を含んだ水のことです。使用後に便器内やウォシュレットのノズルに自動で吹きかけ、目に見えない菌の繁殖を抑えます。
【リクシル】
リクシルは、シャープの「プラズマクラスターイオン」技術を採用しています。イオンの力で便座からタンク、さらにはトイレ空間に浮遊するカビ菌まで除菌し、ニオイの発生も防ぎます。
【機能・デザインで比較】TOTOとリクシルのトイレ、満足度が高いのはどっち?
1.洗浄方式で比較!TOTOとリクシルのトイレ、節水力と洗浄力はどっちが上?
節水と洗浄力の両立も、現代のトイレ選びの重要ポイントです。
【TOTO】
TOTOは、渦を巻くような水流で便器内を洗い流す「トルネード洗浄」が特徴です。少ない水量でも効率的に洗浄できるうえ、便器のフチ裏をなくした「フチなし形状」により、汚れがつきにくく掃除がとても楽になっています。
【リクシル】
リクシルは、3つの吐水口から強力な水流を発生させる「パワーストリーム洗浄」を採用しています。こちらも少ない水で、便器の隅々までしっかりと洗い流す力を誇ります。
洗浄方式は異なりますが、どちらも高いレベルで節水と洗浄を両立しています。
2.デザイン性で選ぶトイレならTOTOとリクシルどっち?
デザインの好みは人それぞれですが、両社には異なる傾向が見られます。
【TOTO】
TOTOは、機能性を追求した結果生まれる、普遍的でミニマルな「機能美」を感じさせるデザインが多いのが特徴です。また、タンクレストイレや、タンクを壁の後ろに隠すデザインなど、空間をすっきりと見せるための選択肢も多く、空間全体のインテリア性を重視するならTOTOに軍配が上がるかもしれません。
【リクシル】
リクシルは、便器のカラーバリエーションが豊富で、シャープなフォルムから柔らかな印象のものまで、デザインの選択肢が幅広いのが魅力です。空間全体のインテリア性を重視するならリクシルに軍配が上がるかもしれません。
3.結局どっちを選ぶ?TOTOとリクシルそれぞれがおすすめな人
ここまで比較してきたように、両社にはそれぞれに魅力があります。選択に迷ったら、自分が何を一番重視するかで考えてみましょう。
【TOTO】
「きれい除菌水」をはじめとする最新の清潔機能や、長年培われたブランドの信頼性を最優先したい方。また、故障した際の補償が手厚く、将来的に部品の交換が発生した際も安心です。長く使い続けるものだからこそ、購入後のサポートを重視する方にはTOTOがおすすめです。
【リクシル】
トイレ空間をおしゃれにコーディネートしたい方や、機能と価格のバランス、コストパフォーマンスを重視したい方。
最終的には、カタログだけでなくショールームで実物を見て、触れて、ご自身の価値観に合った一台を選ぶことが、後悔しないための最善の方法です。
まとめ
トイレ選びで多くの人が比較するTOTOとリクシル。両社には、それぞれが持つ独自の強みと魅力があります。
もしどちらを選ぶか迷った場合は、業界をリードする高い技術力と、購入後も続く手厚いサポート体制を誇るTOTOを選んでおけば、まず後悔することはないでしょう。
今回の内容が、後悔のないトイレ選びの一助となれば幸いです。田口住生活設計室では、戸建て住宅、マンション、店舗・事務所などのトイレリフォームを承っております。ぜひお気軽にご相談ください。
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